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内容説明
人類誕生の舞台であり、民族移動や王朝の盛衰を経て、他者と共存するおおらかな知恵を蓄えたアフリカ大陸。現地調査を重ねた文化人類学者が、「世界史」の枠組みをも問い直す、文明論的スケールの通史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naka
14
少し前にアメリカの歴史の本を読みました。先住民がいるところにヨーロッパから植民地を求めて入り込んでくるところは似た感じであるのに対して、現在はだいぶ違った状況になっていることから、アフリカの歴史が気になりこの本を読みました。これまでアフリカの歴史についてはほぼ知識がない中で読んだのですが、多数の言語が存在したり、地域によっては、文字を持たないところがあったりとかなり混沌とした地域というのがぼんやり理解できました。2024/07/26
しゅん
14
『悲しき熱帯』の翻訳でも知られるアフリカ文化研究者、川田順造が90年代に書いた歴史整理が最近になって文庫化。kindleで出てたので購入した。イスラームの影響や黒人国家の盛衰など、ヨーロッパ諸国の植民地化より前の時代の記述が充実している。余談だが、蓮實重彦が自筆年表でフランス留学時に船で出会った人物として川田に言及している。ジャンル違いの人物たちの遭遇を追っていくとなかなか面白いと思う。2022/07/26
ベローチェのひととき
12
アフリカ大陸の歴史について知りたいと思い、ネットで取り寄せた本。地中海沿岸の北アフリカは西アジアの影響を受けていた。サハラ砂漠以南のアフリカではニジェール川大湾曲部を中心として民族単位に繁栄していた。残念ながら文字を使わない口頭文明であったためにヨーロッパ人が侵略してくるまでの内容が記録に残っていない。2025/04/05
TI
6
薄い本だが内容はそこそこある。しかしアフリカの昔の文明は文字を持っていなかったため情報が残っていないのは痛い(日本も漢字が入るまでないしね)。2025/07/20
belier
5
著者は去年の12月に亡くなった人で、西アフリカでフィールドワークをしていたようだ。もちろん他地域にも言及はあるが、特にニジェール川付近の歴史が詳しい。といっても薄い本なので、細かくはなく大づかみで理解できる通史。アフリカは現地の中で栄枯盛衰が繰り返されていたところ、西欧諸国がやって来て搾取していった歴史だ。それをこの一冊で概観できた。最初に進出してきたポルトガルは対等に接したものの、それから悪い方に変化していった。西欧は近代化して傲慢になり、資本主義が発達して強欲になったということなのだろう。2025/01/17
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