- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
すべての色は平等に美しい〈クレヨン王国憲法第3条〉。
虹の七色だけが美しいわけじゃない。お日さまに交渉して、第2の虹をつくってもらおう。
――黒、白、こげ茶、はい色、黄土色、フジ色、ベージュ色の七色の候補者は、
自分の色が見る者をしみじみとやさしい気持ちにさせることができる、と、
お日さまをなっとくさせるために、かわるがわる自己PRのお話をはじめました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
53
クレヨン王国の内閣改造を機に、“しぶい”カラーのクレヨン大臣たちは、第二の虹をつくることをお日さまに交渉することに。右腎さまの占いに従い、自分の色が、見る者をしみじみとやさしい気持ちにさせることを納得させるための7つのお話。クレヨン王国シリーズの短編集は、背景に大きなテーマがあるものばかりなので読んでいて楽しい。本作は特に、この作品が次作「12妖怪の結婚式」(お気に入り)の前ふりになっているので、なお印象的。お日さまじゃないけど、7つのお話の中でふじ色大臣・ルカの話はいいなあ。最後の台詞まで完璧なお話。2017/10/16
megumi♪
13
虹の七色以外のいわゆる地味目の色の大臣達が、第二の虹を作るため、お日様に自分達の色の心温まるエピソードを披露する短編集。相変わらず大臣達のやり取りが面白い。お日様はふじ色大臣とベージュ大臣の話を評価したようだけど個人的には白色大臣、こげ茶大臣、灰色大臣の話も良かった。いずれも心が温かくなり、他人や自然に優しくなろうと思える話でした。2020/07/04
あき☆ブラック・ベア
4
てっきり新しい虹を制定するための冒険物語なのかと思っていたらお日様に新しい虹を認めてもらうために、希望した色のクレヨンが作ったお話をそれぞれお日様に読んでもらう話だった。つまりは短編集。いい話もあったけど悲しい展開の話もあった。ただ相変わらず短編集にはクレヨン王国要素が少ない。最後にあと引く展開が起こってたけどその次のお話は次巻のことなのかいずれのお話なのか…。2024/08/02
kokekko
2
虹に入っていない「地味な色」たちの短編集。成長した今なら『虹っていうのは色のスペクトラムでいろんな色が……』とかつっこみたくなるが、面白い。シリーズはほとんど読んでいるけれど、十年以上たって中身をこれだけ覚えているもの初めてだった。甘酒先生の話、ゴルフ場建設を黄土色軍団でぶっこわす権現さまとポチの話がお気に入り。でも何より好きなのは、本作初登場の、右腎さまことサンド=モニカちゃんかな。かわいい!!2011/12/31
燈火
1
2000~2002年頃読了。藤色とベージュの話が好きです。
-
- 電子書籍
- 旦那様、私と契約結婚しませんか?【タテ…
-
- 電子書籍
- 元、落ちこぼれ公爵令嬢です。THE C…
-
- 電子書籍
- exアラーキーの非日記 令和4年5月 …
-
- 電子書籍
- マンガでわかる中学国語 古典 COMI…
-
- 電子書籍
- AneCheese! 33号 Chee…