宝島社文庫<br> ファイア・サイン 女性消防士・高柳蘭の奮闘

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宝島社文庫
ファイア・サイン 女性消防士・高柳蘭の奮闘

  • 著者名:佐藤青南【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2022/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800232359

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内容説明

横浜市消防局湊消防署に勤める任官2年目の消防士・高柳蘭。中区内で2ヶ月間で42件もの火災が発生し、そのうち16件は火災原因も明らかになっていないことから、警察は事件性を疑う。火災原因調査員の木場は、根拠の薄さから「事件」との見方に慎重になるが、ある人物の存在に気づき……。一方、民家の消火に当たった浜方隊は、殉職者を出してしまう。それを機に蘭に異変が起こって……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

83
ガーン。新作かと思って借りてきたら『灰と話す男』の改題+加筆修正版だった。『灰と話す男』は内容に合っていない題名だったから改題は良いとしても、加筆修正箇所はどこだかわかりませんでした。2017/07/13

五右衛門

67
読了。久しぶりの作家さんでした。と共に久しぶりの続編でした。登場人物を思い出しながらみんな元気でしたか?なんて思いながら読み進めていたのですが何と火災現場での殉職。一気に怖さと悔しさが押し寄せて後半は犯人探しと地下街災害、一気読みでした。最後殉職者の息子さん必ずやお父さんの背中を追いかけてと願って止みませんでした。又出るのかな?続編希望です。2019/08/26

きさらぎ

52
文庫の裏表紙に”浜方隊から殉職者が出る”とあるので、誰なのか、気になって気になって…。火災現場での緊迫感溢れる消火・救助活動の裏で、PTSDに悩まされることもあるとか。常に死と隣り合わせで我々を守ってくれている消防士たち。ありがたいことです。ラスト2ページには激しく心が揺さぶられ、涙が出た。2016/06/14

大阪魂

50
消防女子・高柳蘭シリーズ第2弾!蘭ちゃんのいてる浜方隊、ぼろ鳶みたいな熱さあるねー!今回は2ヶ月間で10件以上も原因わからへん火災発生!蘭はじめ、火災原因調査チームの木場、県警の松永がそれぞれのスタンスで原因を探索、一方新聞配達員の野上とか野口とかなんか疑わしい人が登場…そのうちまたまた起きた不審火災で浜方隊のメンバーが蘭の目の前で殉職…そして、最後は横浜の地下街で猛烈な火災が発生、果たして蘭は?猛火の中で要救助者を救う消防士さんの活躍、あらためて感動やし、浜方隊のキャラ立ちも絶品!はよ続き書いてほしいー2023/02/08

はつばあば

38
火は厳かな気分にも昂(たかぶ)る心にもさせる。放火も怖いが太陽の光で猫除けのペットボトルやボウルでも発火すると知った。人は自分の思い通りにならないと何かに当たる。赤猫は火が燃え盛るのを見ると高揚感に包まれ、痲薬のような作用をもたらす。消防士も人の子。救助しても絶対死なないとは言えない。そんな中で同僚が亡くなる原因を作った犯人をも救助しなければならない。辛くてもそれが仕事・・・。救急車も消防署の仕事。一生懸命火事や救急に、私達を救助して下さるのだから、せめて救急車をタクシー代わりにするのは止めねば。2014/11/28

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