文春e-book 拾われた男 上

著者名：松尾諭・原作/勝田文・漫画

文藝春秋（2022/06発売）

• ISBN：9784160901230

内容説明

ディズニープラスで6月26日、ドラマ配信開始決定！

『シン・ゴジラ』『SP』『ひよっこ』などで話題を呼んだ人気バイプレイヤー・松尾諭の「自伝風」マンガ。

俳優を志して上京したものの、どの劇団にも入れず途方に暮れる青年・マツオ。偶然拾った航空券を警察に届けたら、落とし主は芸能プロダクションの社長だった。社長から「昨今 稀に見る昭和顔だわ…！」と気に入られて、マツオはレッスンやオーディションを受けることになるのだが……。

人気バイプレイヤーはこうして生まれた…のかも？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akihiko810/アカウント移行中]

上下巻読。俳優・松尾諭の駆け出し期の自伝を漫画化。7/10点　　あまりドラマは見ないので、松尾を認識したのは「シン・ゴジラ」だった。　あこがれから俳優になるも、当然仕事はなく、バイトと借金まみれの日々。ひょんなことから芸能事務所に拾われ…。　勝田文の絵が、似ていて面白かった。

2025/04/09

[bluemoon]

松尾論著。 なんの予備知識もなく あえて情報を得ないで読んだ 吸い込まれる文体。 俳優なのか？本人なのか？ と、途中から思い始めた 仲野太賀が演じるということだけ わかっていたが エッセイだったのか。 仲野太賀はきっとピッタリだろう。 でてくる俳優仲間も バイト仲間も 決して悪く描いている人がいない。 涙もろい。 良い人なのだろうと思う。 情に脆く人間くさい感じを 仲野太賀は上手に演じるだろう。

2022/07/18

[みやしん]

運と縁。原作は知らないのであくまで本書のみの感想になるが、バイトとタバコミュニケーション(わからない人にはわからない)と免許の三種の神器(?)は男を助ける。恋に仕事に不器用な主人公だけど、単純な欲求に人間臭く正直な昭和～平成的姿勢はある意味羨ましい。親方の人情が染みる。

2022/10/09

[ゆか]

所々の文体と、あまりにアホすぎる行動にイラッとしたけど、内容は面白かった！

2022/10/31

[NORA]

シンゴジの泉ちゃん（まずは君が落ち着け）役で一躍ブレイクした俳優・松尾諭の自伝小説の漫画化。上巻では上京して俳優になるまでの経緯が語られるが、普通にダメ人間してて笑う。たまたま拾ったチケットを届けたら相手が芸能事務所の社長だったというラッキーボーイぶりが凄いが、人柄も含めて何かしら「持ってる」んだろうなあ、この人。

2025/06/27