内容説明
そもそもイノベーションとは何を指しているのか、いつどこで起き、
どのようなプロセスをたどるのか、誕生の仕組みをひもといていく。
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移動・輸送の革命や電気・通信インフラの進化、インターネットやスマートフォンの普及と、
人々の生活は数々の変化をし続けてきました。
人類は危機に直面するたび、科学や技術を駆使して生き延びようとしてきたのです。
ビジネスの世界においてイノベーションは未来を切り拓くものであると考えられ、
政府や多くの企業が変革を起こそうと取り組んでいます。
しかし、イノベーションとは何なんなのか、実態はいまだ分かっていません。
一人の天才的な人物の発明によって起きるとも考えられていますが、
実際には単なる発明ではなく、それを社会に浸透させ還元していく長いプロセスを指すのです。
その仕組みが分かれば、次はどこからどんな新しい科学技術が誕生するのかを想像することができ、
社会に大きな変革を起こすための真の近道になるはずです。
本書では物理学とビジネス双方の知見をもつ2人の著者がこれまで重ねた議論をまとめています。
イノベーションを創出し、不確定な時代を生き延びるためのヒントを与えてくれる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひと
13
イノベーションで社会を変えられたら素晴らしいが、それよりもイノベーションの実現を目指してたゆまぬ挑戦ができる社会になってほしい。失敗が許され、次の挑戦につながる土壌が生まれることを祈る。それぞ実現するInstitution(人間社会を運営する制度)として、試せる環境と信頼関係、成果への報奨制度、リスクマネジメントやガバナンス、失敗の影響を制御する仕組みを構築することに貢献できるといいなと思った。米国型資本主義や、官主導イノベーションの限界を感じるので、本書で提案されている著者らの挑戦にも期待したい。2025/07/21
ireadertj
3
ちょっと最初はビジネス(企業)におけるイノベーションの本と勘違いしてた。中身としては、組織だけでなく人類の進化におけるイノベーションがどのようなものと実現されるかを過去のイノベーションを通して読み解いており面白かった。そして、結果として、トライアンドエラーの環境を作り、イノベーションの種となる科学的ブレイクスルーをキャッチしていくという自分もとしても納得感の高いものだった。2022/07/01
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