内容説明
二年前に叔父を亡くしてから何に対してもやる気が起きない中二のあさ。宿泊学習で同じ班になったクラスメイト、幼馴染でホルン大好きタニシュン、勉強ばかりしているクラスのはみ出し者の関、かつては親友だったのに溝ができてしまったかなみん。決して仲がいいとはいえなかった彼らとの出会いが、あさの運命の歯車を動かす。四人のチューニングが合った時、最高のハーモニーが生まれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
83
舞台は青森の油川!旅行先は弘前!著者がこの辺りの出身のよう。もっとバンド組んでからのことが読みたかったけど、十分に泣けて、おもしろかったです。2023/04/09
こばゆみ
7
中学生が男女混合でバンドを組む、表紙通りのキラキラ系なお話。完全に好みの問題だけれど、わたしには文体が軽すぎて物足りなさが…(^_^;) とにかく若いって良いなぁと思うお話でございました〜2022/07/02
つな
2
青森の若い作家さんが書いたらしい。いろいろひっくるめて、良き。中学高校時代に全然本を読まなかったのが本当に悔やまれる。あのときこういうの読めてたらなぁ。2024/02/20
ひで
2
青森市油川を舞台に、中学生の音楽を通じた青春群像劇。青森出身の作者が高校生の時に書いたらしく、文体は若々しく、やや軽いところもある。ただ、ストーリー、モチーフ、テーマがしっかりしていて意外とレベルは高め。うまくいきすぎなところもあるけど、こんな中学時代を過ごせたら最高だよね、という意味で良いと思う。ところどころ泣ける部分あり、油川を舞台に映画化して欲しい!2022/09/13
はなさー
2
地元の現役大学生の作品という話題性だけで買ってみたけど、思った以上に完成度の高い物語だった。中学生の青春小説なので、主人公達に感情移入というよりは親目線で応援する気持ちで読んだ。次回作にも期待。2022/06/28