内容説明
二年前に叔父を亡くしてから何に対してもやる気が起きない中二のあさ。宿泊学習で同じ班になったクラスメイト、幼馴染でホルン大好きタニシュン、勉強ばかりしているクラスのはみ出し者の関、かつては親友だったのに溝ができてしまったかなみん。決して仲がいいとはいえなかった彼らとの出会いが、あさの運命の歯車を動かす。四人のチューニングが合った時、最高のハーモニーが生まれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
84
舞台は青森の油川!旅行先は弘前!著者がこの辺りの出身のよう。もっとバンド組んでからのことが読みたかったけど、十分に泣けて、おもしろかったです。2023/04/09
こばゆみ
8
中学生が男女混合でバンドを組む、表紙通りのキラキラ系なお話。完全に好みの問題だけれど、わたしには文体が軽すぎて物足りなさが…(^_^;) とにかく若いって良いなぁと思うお話でございました〜2022/07/02
おさと
7
一言。めちゃくちゃ良かった~!中学の人間関係と、音楽と、大人たちと、恋と、すべての塩梅がちょうどよい。宝島、久しぶりに聞いてみよ~。青森行ってみたくなる。2025/06/14
葛城騰成
5
栄兄さんが亡くなって音楽から離れてしまったあさちゃん。周囲の視線や評価が気になって、自分を見失ってしまう姿を痛々しく思うのと同時に、タニシュンや関、かなみんたちと必死に関わろうとする姿に眩しさを覚えていました。 ホルンが好きなあまり演奏や指導に熱が入ってしまって周囲から距離を置かれてしまうことがあったタニシュンや、医者になろうと勉強をすることでしか自分を保てなかった関、周囲と合わせて空気を読むことばかりを考えて空回りしてしまったかなみん。皆、それぞれ思春期の葛藤を抱えていて応援したくなりました。2025/08/11
つな
3
青森の若い作家さんが書いたらしい。いろいろひっくるめて、良き。中学高校時代に全然本を読まなかったのが本当に悔やまれる。あのときこういうの読めてたらなぁ。2024/02/20