富士見L文庫 死の森の魔女は愛を知らない ３

著者名：浅名ゆうな【著者】/あき【イラスト】

KADOKAWA（2022/05発売）

• ISBN：9784040745374

内容説明

強突く張りと悪名高い「死の森の魔女」。
　その正体はお人好しで酒好きな年若い魔女リコリスだ。

　ある日、国王ディルストから依頼を受ける。国内で若い女性ばかりが眠りから目覚めない怪事件が起きているらしい。
　リコリスは王兄ゼルクトラ、使い魔ノアとともに調査を開始する。

　けれどゼルクトラの冷酷な一面を見て、二人の関係に溝ができてしまう。
　さらにラナンキュラスに攫われて、リコリスはどこかの屋敷に閉じ込められて――

「別に私は強くないわ」

ウィッチ・カプリチオ・ファンタジー、待望の第三巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

国内で若い女性ばかりが眠りから目覚めない怪事件。国王ディルストから依頼を受けたリコリスが、王兄ゼルクトラ、使い魔ノアとともに調査を開始する第三弾。祖母の死の原因となった独立闘争を調べる過程で知ってしまうゼルクトラの意外な一面。その一瞬の隙を突かれ攫われてしまうリコリス。彼女は行方不明なのにわりと冷静な捜索チームの面々には苦笑いでしたけど、不器用で優しい彼女を大切に思う人は確実に増えていて、全てが一つに繋がってゆく過去の因縁にもしっかりと決着をつけた、その大円団とも言える結末にはぐっと来るものがありました。

2022/05/14

[ぐっち]

リコリスが誘拐され…祖母や王兄や意地悪な魔女の過去も明らかになり…。死の森は小さくなったけど、ゆかいな仲間たちは増えた模様。大団円といえるラストだけど、この酒盛りをまだまだ眺めていたい気もする。

2022/05/21

[そら]

読み放題。お酒と美味しい料理が欲しくなって仕方ない。三人の乾杯の掛け合いが毎回面白かった。大団円をイメージして書いたらしのでこれで終わりなのだろうか。惜しい。恋愛のその後も気になるし、使い魔のこととか、国王の恋愛とか気になることは残ってるのでまだまだ読みたいぐらいに面白かった。

2024/10/06

[RINGOoisiiiiiii]

女性が目覚めない事件の調査のため動くリコリス。事件は解決するもののラナンキュラスにさらわれてしまったリコリスは…。独立闘争と死の森の謎に迫る巻。意外とさっくりと終わってびっくり大団円！大団円なのでこれで終わりなのか続くのか謎…。ヤンデレたちとのやりとりがもっと見たいし、また新たなヤンデレ引っ掛けたりするのが見たいよ〜。続いてくれ〜〜！！

2022/08/18

[starly]

ウィッチ・カプリチオ・ファンタジー第3巻。 1巻での謎が明らかとなります。表紙の猫は新たに加わる仲間でいつの間にかリコリスの周囲が賑やかに……。リコリスの元に皆が集まりワイワイしてるのは微笑ましいです。いつもの事ながら酒盛りで大団円で終わりは良い締め方だと思います。

2024/09/04