内容説明
江戸の世で、アウトローはどこから生まれてどのようにして「侠客」となったのか。相撲が興行として発展し相撲とりが専業となっていった流れの影に何があったのか。江戸風俗の大家・鳶魚の語りによって、そのルーツ、歴史風俗が鮮やかに浮かび上がる。興味尽きない歴史読み物。
(※本書は2010/10/8に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
八百蔵
3
相撲メインに読んだが、三枚花札博打の八・九・三を足すと20で、一の位が0(最弱)になる。そこで「益にたたない人間」をヤクザ(八九三)。賽子博打では、盆(賭場)に出された丁半の掛け金が等しくなるようにしなければならないため、素早く計算する必要があるが、その盆の計算が上手くない(計算に暗い)から「ボンクラ」。五法(御法=法規)を破る、六法(無法)者…など任侠も面白かった2024/07/31
石橋
0
あとがきにもあるようにいろんなところから鳶魚の文章をもってきているのでやや繰り返しが多く、時系列がわかりにくい。でも「侠客」「角力」の成り立ちについては非常に納得。特に侠客は歌舞伎でよく聞く名がたくさん出てくるので想像が膨らんでとてもおもしろかった。2015/10/04
蕃茄(バンカ)
0
ジンギ≠仁義 ジンギ≒順儀2015/07/07
冬至楼均
0
商売として成立する前の相撲の話。そして”正しい”侠客”の話も。 2011/10/23
ポルポ・ウィズ・バナナ
0
トリビア的には侠客のお話のほうがばつぐんに面白かったな。尺八は1尺8寸、脇差がわりに所持してたとか。あと、文章のリズム感が素晴らしかったことを記しておきます。見事な講談ビート。2011/02/22
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