カッコウの許嫁（１２）

著者名：吉河美希【著】

講談社（2022/05発売）

• ISBN：9784065279182

内容説明

赤ちゃんの頃に取り違えられ、今は名門私立に通う高校 2年の海野凪。ある日、これから許嫁に会いにいくという超お嬢様女子高生・天野エリカと偶然出会い、彼氏のフリをしてくれと半ば強引に頼まれてしまう。だが、その時の二人は知る由もなかった。エリカは凪と取り違えられた子どもで、凪はエリカの許嫁相手だということを……。「取り違え子」から始まる人生交錯ラブコメ開幕！

幸のみぞ知る、“キス”の真相とは？　凪はついに天海ハウスに帰ってくるも、幸と目を合わせられずムズムズ…。もう、“仲の良い兄妹”には戻れない？　久しぶりに登校すると、凪は文化祭目玉行事、通称“М－１”のクラス代表に選ばれていた。優勝したペアは結ばれるという伝説の真偽はいかに――。この秋、青春最高潮！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nishiyan]

幸からキスをされ、困惑する凪。久しぶりにエリカとの同棲生活が再スタートするが…な本巻。幸が動いたことで、ひろとあいが休戦協定を結ぶなど、ヒロインたちに波紋が広がったのも面白い。幸と結ばれれば全てまとまる感じはするのだが、優勝ペアが結ばれるというM-1の代表に凪が選ばれてしまったことで波乱が起きる予感が…。最初の組み合わせは確かに無理があったし、ひろはライバルキャラっぽいポジションと味付けだしなと。エリカ両親の思わぬ話もあって、ヒロイン間の戦いも盛り上がるのかしら。次巻が楽しみ。

2022/05/19

[ささきち]

他のヒロインがなぁなぁで終わらせる中キスをする幸にこれでもかと意識してしまう凪がね～事故だろとか色々と言い訳をしたけれど意識しすぎて幸と距離を取る態度に幸は悲しそうにしたらまぁ姉は黙っていられませんよとｗやっと2人だけの時間が出来て幸はどんどん凪のヒロインとしての階段を登っていっているのがわかってええよな～がやはり年齢の壁というか高校と中学だと関わりが少なくメタイ話で悪いのだが進級後まで物語はいかんやろ？と思っているので幸は厳しい戦いやで。そんで後半では文化祭の話がやってきてエリカのターンが来そうだが

2022/08/18

[リク@ぼっち党員]

幸ちゃん！ 正直いつもの如くさらっと流されるのではと思っていたので、凪くんがしっかりと向き合ってくれて嬉しい。あいやひろが懸念するように、最も近いのは幸ちゃんだろうな。そして複雑な思いを抱えて文化祭突入。ことここに至って凪くんとエリカの関係はよくわからん。運命は繋がってるんだろうけど。ひろはモブではないが、また方向性が揺らいできた感。でも確かにこの二人、いざ付き合い始めたらなんか違うって別れそう。というか、凪くんは面と向かってそれを言えるんだ。ならまだわからないか？ 文化祭でこの関係がどう動くのか、期待。

2022/05/17

[てつ]

流行りものにチャレンジ。こそべったすぎるが、こういうものが人気なわけね。まぁなんでも勉強

2022/08/23

[チューリップ]

ラブコメ的に展開する為にハプニングがそこそこ起こるけど結構無理あるだろって理屈もあってちょっと気になる。天野両親の馴れ初めも分かったけど今の凪たちみたいな感じだったんだなあ。凪はもうひろよりもエリカの方に気持ち向いてるんだろうなと読んでいて思った。

2022/08/20