すらすら読める土佐日記

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すらすら読める土佐日記

  • 著者名:林望【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2022/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062125093

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

「男もすなる日記(にき)といふものを、女もしてみむ、とて、するなり」。紀貫之が仕掛けたこの「…も…も」に、すべての秘密が隠されている――。総ルビつき原文、著者オリジナル現代語訳付き。面白うてやがて哀しきは『土佐日記』。ユーモア、ギャグ、ジョーク、くすぐり、もじり、洒落、言葉遊び……、そして亡き子を偲ぶシミジミとした情調。リンボウ先生の読み解きで知る、目からうろこの1冊。


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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

syota

27
短い作品なので原文にも触れたいと思い、原文と訳文、解説がセットになったこの本を選んだ。原文の文字が大きく和歌の部分に網がけしてあるなど、細かい配慮が嬉しい。古文に触れるのは高校の授業以来だが、訳文と解説のおかげで大いに助かった。林望さんの訳文も平明でいい文章なのだが、読み比べると、原文の簡潔さとリズミカルさがよく分かる。当時の旅の様子や作者の心の動きが率直に綴られていて、内容面でも満足。【第5回日本の古典を読む】参加2017/05/06

にゃーごん

6
学生の頃に冒頭の一文を覚えただけだったので、全部読みとおしたのは初めて。といってもほぼ翻訳と解説しか読んでないけれど。読みやすく、解説も分かりやすくて、著者の情熱が伝わってきた。土佐を出発して、天候や海賊、人間関係やらに散々ぱら気を揉み、そんな心情を皆で歌に読みながらようやく京都まで帰ってきたのに、いざ我が家に足を踏み入れたら荒れ果てていて大ショック!現代に生きる自分も似たようなことを体験したら同じように感じるだろうなあと、昔の人に親しみが湧いた。学生時代に読んでたらもっと古文好きになれたかな〜。2023/10/01

ダリア

5
紀貫之が架空の女性を著者にして書いた旅日記であり、何もない日は一文ですませてしまうという前知識はあった。さすがにタイトル通りで読みやすかった。上段に原文、下段に訳文、章分けされていて、著者の解説が次に続く形式である。当時の船の技術が今とは比較にならない位、脆弱なもので早く都に帰りたい一行がじれじれするのが伝わってくる。あまた、幼子を亡くした悲しみが折に触れ現れて酷く哀しがっているところなど前知識だけでは知らなかったところだ。 他の平安日記文学を読みたくなった。 2016/09/24

Haruka Fukuhara

4
いい本でした。2017/06/28

みるこおら

3
原文と現代語訳、その後にリンボウ先生の解釈。確かにすらすら読める。歌も文法の解釈ではなく、背景や読み手の心情までくみ取って説明してくれるので身近に、心に入ってくる気がする。2017/06/23

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