集英社文庫<br> 花の骸

個数:1
紙書籍版価格
¥1,034
  • 電子書籍
  • Reader

集英社文庫
花の骸

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥957(本体¥870)
  • 集英社(2022/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087443646

ファイル: /

内容説明

東北から出稼ぎに上京した男性三人組は、建設現場の仕事が過酷で、一緒に逃げ出す。だが金に困り、強盗に入った屋敷で、女の絞殺現場を目撃。後日、三人のうちの一人が撲殺され……。刑事達は、その屋敷に出入りする外国籍の女と官財界の大物に注目。国際的人身売買組織と国を揺るがす大がかりな汚職に迫っていく。国有地払い下げに絡む黒い霧、裏で暗躍する大物たち。色と欲に塗れた悪を炙り出す刑事の執念の捜査行の結末は? 日本人の精神の荒廃を描き、最後の大どんでん返しに震撼する圧巻の社会派ミステリー。

目次

出稼ぎ強盗
行旅の死者
事件の原点
目撃した迷路
虚婚の目的
幽霊牧場
密航する憧憬
プラスティック人形の家
黒幕の専属
禁断の共有
落ちた仮面
管鮑の交わり
未遂の急訴
追いつめられた郷里
花の捜索
不在の着床
共犯の欠格
犯行の残務
暴走した尾行
輪廻花

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

20
よくできた話だ2023/04/11

ブゥりん

8
最後のどんでん返しが楽しかった。下田と太田の刑事コンビがとても良くって、このおふたり他の話にも出てたりするのかなぁと思ったり。政界を揺るがすとてつもない犯罪に行き当たりつつも、結局はあと1歩のところで黒幕は罪を免れたのが悔しい!!ラストの2行の意味が掴めなくて悶々としているので誰か解説してほしい(笑)星4★★★★☆2022/05/18

栄吉

3
★★★☆☆ ちまちま読む。初出は1977年とあり、馴染みが無い事も感じつつ、最後に!!となる。良い作品はいつ読んでも良いなぁ。2023/08/07

wankousan

1
45年前の作品であっても森村氏の小説は充分楽しめる。人間ドラマも魅力で素晴らしい。終わり方も凄く良かった。2022/12/19

0
東北〜出稼ぎにきた3人組が東京にきてからの困窮から、強盗に踏み込んだ邸宅に端を発し、第一の殺人が発生し、政界財の黒い癒着、外国人女性を密輸入して売春クラブがもう一歩のところが、リアルであったし、著者特有の表現により、哀愁漂う、焦燥感あり、最終局面は、全く異なる事件の終わり方が、痛快だった。古い作品とは、感じ得ない物語でした。2024/01/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19448291
  • ご注意事項