日本の教育、どうしてこうなった? - 総点検・閉塞30年の教育政策

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日本の教育、どうしてこうなった? - 総点検・閉塞30年の教育政策

  • 著者名:児美川孝一郎【著】/前川喜平【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 大月書店(2022/05発売)
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  • ISBN:9784272412631

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内容説明

教育問題のルーツを探る 教育研究者と元・文部官僚の対話

長時間労働に疲れ果てる教師たち。評価や点数競争がはびこり、画一化が進む学校現場。日本の学校・教育は、なぜこうなってしまったのか? 政策の展開をふりかえり、教育の未来を展望する対談。

※本書は、大月書店刊『日本の教育、どうしてこうなった?――総点検・閉塞30年の教育政策』の電子書籍版です。

【著者】
児美川孝一郎
1963年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はキャリア教育。著書に『自分のミライの見つけ方』(旬報社)、『高校教育の新しいかたち』(泉文堂)、『夢があふれる社会に希望はあるか』(ベスト新書)、『まず教育論から変えよう』(太郎次郎社エディタス)、『キャリア教育のウソ』(ちくまプリマー新書)ほか。

前川喜平
1955年生まれ。1979年、文部省(現・文部科学省)入省。2013年初等中等教育局長、2014年文部科学審議官、2016年文部科学事務次官に就任。2017年1 月、退官。現在、現代教育行政研究会代表。自主夜間中学のスタッフとしても活動。著書に『権力は腐敗する』『面従腹背』(毎日新聞出版)ほか。

目次

1 日本の教育の「現在」はどうつくられてきたか(1) 臨教審とその後の展開
2 日本の教育の「現在」はどうつくられてきたか(2) 教育基本法改正から現在まで
3 教育における「新自由主義」の30年
4 連綿と続く 教育に対する国家統制
5 教員政策と教職のゆくえ(1) 上からの管理と自主的な研修
6 教員政策と教職のゆくえ(2) 働き方の現実と教職の魅力
7 格差社会のなかの教育
8 日本の学校はどこに行く?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピンガペンギン

21
児美川さんの本を以前に何冊か読み、見識と人柄に好印象だったので読んだ。対談相手が元文部科学事務次官なので行政の内輪的な話(名指しで)も出たり、話が細かいのでわかりにくかった。教科書検定については、「歴史修正主義にたつ粗悪な教科書が出てくることへの一定の壁にも」(1997年に「新しい歴史教科書をつくる会」が結成されている)と。「部活動大好き教師はすでに何週目かの再生産に」あり、部活指導の体罰などに適応していた人が「生徒のためを思っての体罰はあり」と教職課程で主張してきたりするという。35人学級が実現できた→2024/05/17

tellme0112

6
学童保育を必死に拡充求めてる人には、前川さん分かってないなあと思うかもな。。。。悔しい思いをしてきた何十年かを思い出す。

安藤 未空

3
文部科学省の役人は、自分たちの仕事の意味についてどこまで自覚があるのか疑問に感じる内容だった。たとえば、学習指導要領を事細かに書くことの意味をどのように考えているのだろうか。教員の裁量を含む大きな教育の在り方の観点からその意味を考えたうえで、このような改訂を行ったのだろうか。前川さんが課長時代の感想として、「自分は違うと思っていたけれど、政治もあって、自分の考えとは違う方向に政策が進んでいってしまった」とどこか他人事のように話していたことに強い違和感を感じた。教育行政のプロとは何なのだろう。2025/02/14

ジョルジオ鈴木

3
★★ 教育行政の歴史がふんだんに説明されていて良かったが今の自分には不要な知識だった。ただ再読は必要になるときがくる。 学習指導要領が一つしかないことや個別学習の推進には強く賛同する。giga端末のリプレースに予算が積まれていないことに大きな疑問を感じる。stem教育を推進したいならやるべき。文科省と経産省の立ち位置などなかなか勉強になった。2023/01/13

ブロッコリー

1
図書館。 学校の先生は こうしなきゃいけないっていう 意識が強すぎるんだと思う。本文 にも書いてあるように、 もっと現場に自由を取り戻す必要はあるんじゃないかなと思う。 チーム学校ってよく言われるけれども、 専門家がチームを作って 、それぞれ自分の専門を一生懸命やって共同して学校を作っていけばいいんだと思う。 そうに学校運営が 進んでいくと、このブラックっていう環境も変わっていくんじゃないかな。 先生の自主的 主体的な 仕事への態度っていうのが、 他の仕事と同じで重要になってくるんじゃないかな…2025/07/27

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