内容説明
もし、建築学科に入ったら、最初に読んでほしい。
学生たちへのエールが詰まった、珠玉の問答集!
この本は、建築にまつわる「そもそもこれって?」という素朴な疑問に総勢7名の先生たちが真摯に向き合い答えた、Q&A集です。
学生たちの質問・疑問に答えるばかりでなく、ときに「人生において大事なことは何か」を教えてくれる、ときどき笑えてちょっと泣ける一冊です。
\こんな質問にズバリお答えします!/
□「建築には正解がない」と聞きましたが、先生方は正解がないのに、なぜ私たち学生の設計を評価できるのですか?
□そもそも建築と建物の違いはなんですか?
□そもそも図面とはなんですか?
□そもそもコンセプトとはなんですか?
□なぜ歴史を学ぶことが重要なのですか?
□よいものを見る目はどうやって養うの?
□設計案が浮かばないのですが、どうしたらよいですか?
□どんな本を読んだらいいですか?
□建築を学ぶ手段として旅行を勧められましたが、どこに行けばいいですか?
□学生時代はどんな学生でしたか?
□言葉は大事ですか?
□数学は得意でしたか?美術は?
□人からの評価を気にしますか?
□すぐれた教師とはどんな人のことですか?
□建築で学んだことは他の分野に生かせますか?
□建築を学ぶ意味とは? (ほか全76題)
目次
はしがき
1章 物事の「違い」に気づく観察力
2章 「できない」を価値にする創造力
3章 「夢中になれる」を見つける思考力
4章 これからを「生き抜く」ための未来力
あとがき
著者略歴という名のショート自伝
読むべき本、見るべき建築、行くべき都市
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
5
建築を学びたい、学んでいる学生の問いに7名の建築家や教授の答えがまとめられた一冊。巻末に読むべき本、見るべき建築、行くべき都市も。「学生には多少ロジックを欠いていても、妄想する時間が多くあるうちに、できるだけたくさんのインプットの機会を得て、自由に想像を広げる力を養ってほしい」という言葉が印象的だった。ユーモアにあふれる素敵なアドバイスばかりなので、建築にかかわらず多くの学生にすすめたい。2022/05/20
乱読家 護る会支持!
3
建築系の大学生に向けて書かれた本のようです(図書館で借りて、「はしがき」を読んで知りました。笑)。 質問76に、大学の先生達がこたえられています。 建築についての質問だけでなく、学校生活や生き方への質問にも答えられています。 僕は大学の先生は、学業を教える「だけ」の存在と思っていましたが、 今の先生は学生の人生相談やキャリア相談にまで関わらないといけないのだなぁと、勝手に推察いたしました。2022/11/17
TOM
0
学生さんでなくとも楽しく読める。40代でも建築に対するちょっとした見方の違いや新しい発見があったし、我が意を得たりも。2022/10/16