大英博物館所蔵 未発表版下絵 葛飾北斎 万物絵本大全

著者名：TimothyClark【著】/樋口一貴【監訳】/長井裕子【訳】/村瀬可奈【訳】

朝日新聞出版（2022/04発売）

• ISBN：9784022587138

内容説明

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発表されなかった北斎の原画103点。私蔵品だったが大英博物館が購入し、一般公開する。本書はその公式図録だ。鎖国中の江戸で大図鑑を出版する企画は、なぜ頓挫したのか。200年の沈黙を破り初公開、美術界にまたひとつ大きなニュースが走る！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takao]

ふむ

2022/07/08

[kaz]

「未発表」という価値はあるのだろうが、類書で似たような画風のものはあり、素人の眼にはそれ以上ではないような気もする。図書館の内容紹介は『前例のない「世界ビジュアル大百科事典」に挑戦していた葛飾北斎。だが何らかの事情で出版は中止され、精緻な原画だけが残った。大英博物館が所蔵する、未発表の版下絵103点を収録。大英博物館開催展覧会の図録の日本語版』。

2022/09/23

[ks3265]

大英博物館で昨年から行われた展覧会の公式図録の翻訳らしい。2019に大英博物館に行ったが、日本関係展示は本当に少なくて、こんな素敵なものが所蔵されているとは知らなかった。なんで大英博物館にあるのだろう。不思議だ。北斎は長生きで、たくさんの浮世絵を残したが、北斎漫画など、美人画以外の絵も多い。この本自体は今まで知らなかった。そしてこの下絵は素晴らしい詳細な筆力である。書いたもの全てを知っていのだろうか、想像で書いたものもたくさんあるだろうが、下絵といえども、一枚一枚の完成力が高い。日本でも開催して欲しい

2022/08/29

[skr-shower]

他地区図書館本。何でイギリスにあるのかな…異国の人物・動物も。これは紙で見たい図版。

2022/07/09

[やん]

図書館新着コーナー。大英博物館で行われた展覧会の図録を翻訳出版したもの。流し読み。「天竺流沙川」の躍動感。身の回りの動物や自然、人間をよく観察し描いてきたからこそ、見たことのないものまで魅力的に描けるのだろう。

2022/08/01