萌えの研究

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

萌えの研究

  • 著者名:大泉実成【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 講談社(2022/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062128599

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

疾走する体験ルポ!――「フロイト」「ウィトゲンシュタイン」「ノルウェイの森」「菊地秀行」「エヴァンゲリオン」「江戸春画」「家族への回帰」「ハーレム感」などのキーワードを使って「萌え」の本質に迫る。非オタクが覗いた、史上最強のオタク解読書。
◎本書の内容(目次から) 古典的名著『ロードス島戦記』/幻のゲームを探せ!/天才・奈須きのこ/オタクの子はコタク/恐るべしドクロちゃん/オタクの世代間闘争/オタクと一般女性は付き合えるか/「究極の自己犠牲」=萌えなのか/オタクに盛った毒/父親不在の物語/父性回復への指向/美少女ゲームが萌えの中核/コスプレキャバクラへ出撃!/「鬼畜系」/語られたトラウマ/東大三浪のモテモテ男/いちごのパンツをはいた女子中学生/ウハウハモテモテ漫画の矛盾/記憶を探す旅/大泉、萌えはじめる/「至高の存在」アリスを目差して/『魔法少女リリカルなのは』/ポスト・ハーレムアニメ/オタクはロリがきついほど濃くなる/なぜ人形アニメが支持されるのか/地方発、UHFアニメの躍進
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

16
研究というレベルではない体験レポートで、一冊の本として成り立つ水準を余裕で下回っているものの逆にこの哀れな悪戦苦闘感がダメ系エンタメじみた滑稽味を感じさせる。型月台頭葉鍵全盛時代のエロゲにラノベからはイリヤ、漫画からは赤松作品と凄まじい90年代後半から0年代初頭臭。「これは萌えにこだわる必要あったのか」という疑念もわくが(美少女という共通項で括れる他はともかく少なくともTRPGと萌えはあまり関係は…)ある時代の熱気を孕んだ作品群の余韻を感じられる。なお、研究、分析、評論部分はゴミである2015/05/10

袖崎いたる

2
萌えルポり。萌えを「生命現象の、本質。盲目的な、生きる意志。いわば、生そのもの。」だそうな。たまに軽く哲学者や評論家の引用があったりするものの、著者自身がややこしい議論や分析を望んでいないようで、ライトな読み物となっている。オタクカルチャーに触れた経験がある人は自分の来し方に想いを馳せつつ個別の作品を思い出しつつ読めて楽しい。知らない作品もいくつか出てくるし、小ネタ的なエピソードも出てくるのがまた良い。奈須きのこは綾辻行人の『十角館の殺人』にたまげたんだそうな。ほうほうほう。2022/08/02

なにがし

1
所謂第一世代にあたる、しかし非オタクの立場から書かれた萌えに対するルポ。2005年の上梓ということもあって、作品のチョイスなど、時代を感じる部分は否めないが、TRPGや美少女ゲームなどの体験を通して筆者が萌えの理解に奮闘する様は、現在、その渦中にいる第三世代の立場から見れば、視点や感覚のズレが如実で、率直な感想の語り口も含め、さっくりと読める一冊。2011/08/31

hiratax

0
(20060203)サブカルチャーの本懐ってこのあたりにあるんだろうが興味が無い。むしろ自分のサブカル感を捉え直す必要がある。2006/02/03

スズキパル

0
綾波レイに熱中した経験をもつものの、基本的には「一般人」の著者が、奇妙な「萌え」の世界に迫るルポルタージュ。ライトノベルの作風に影響を与えた「萌えの源流」として、テーブルトークRPG注目している点は興味深い。また『One』などの美少女ゲームの物語の中に「オタク批判」的なメッセージを受け取れたのも、筆者の「一般人の視点」が生きていて面白かった。「ネギま」とか「ローゼンメイデン」が全盛期だった頃の本なので、今日の状況と比べたときに、やっぱり時代の変化を感じてしまう…2013/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/390676
  • ご注意事項