講談社文庫<br> 兄弟 追憶のhide

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講談社文庫
兄弟 追憶のhide

  • 著者名:松本裕士【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062766401

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内容説明

2022年夏公開の映画「TELL ME ~hideと見た景色~」原作!
主演は今井翼!
監督:塚本連平
出演:今井翼 塚本高史 JUON 津田健次郎
配給:KADOKAWA

いま明かされるhideの素顔
X JAPANギタリストとして、ソロ・アーティストとしてミュージックシーンを全速力で駆け抜けたhide。弟が見つめた伝説のロックスターの「真実」がここに!
新エピソード満載で文庫化!

X JAPANそしてソロ活動の絶頂期に急逝したギタリストhide。強烈な残像は今なおファンの胸を熱くし、若いアーティストたちを刺激する。hideのただ1人の弟であり、パーソナル・マネージャーだった著者が綴る“真実のhide”。少年時代、X再結成ほか新エピソードを満載して、待望の文庫化!

「本当の俺を見ててくれるのは、おまえだけだから」
いつもそばにいた弟が語る、hideの魂。
横須賀に生まれた3つ違いの兄弟、秀人と裕士。ギブソンのレスポールを手にどぶ板通りにかよった兄は、X JAPANでロックスターの頂点へと駆け上がる。弟は“hideさん”のパーソナル・マネージャーになった――。

※本書は、2004年7月に角川書店より刊行された『兄弟 追憶のhide』に大幅加筆し、文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

116
晩年パーソナルマネージャーを勤めた弟が語るhideの実像。明日に胸を躍らせ人を裏切れない性格の反面、葬儀・伝記・遺産など死後処理を指示された負の材料も包み隠さず記す誠意に好感。身内だからこそ厳しいのはTOSHIを反面教師にしたのだろう。対人マナーは厳格に、ロッカーとしてははみ出す。「もう帰るのか」「おんぶおんぶ」—妥協なきプロ世界で甘えられる存在は大きな支えだったろうし、殴るけど時に殴らせる兄は同じく喧嘩っ早い育ちの弟に陰で配慮していたと思う。求道者のhideも無邪気な松本秀人も弟には愛すべきジャイアン。2019/04/28

澤水月

36
同じ自死遺族(便宜上。何であれ事故としか思えませんが)として感じるのはともかくこれだけの追憶を綴った記録は凄く力がいっただろう。著者は毀誉褒貶恐らくあったと思うが不当な怒りをぶつけられた面も多かったろうな。肉親に突如去られた人間の気持ちは当事者にしか判らない。作り演じた楽曲の対極、サザンにBOOWYが挙げられてるのが興味深い。昭和の香りが濃厚で温かく真実味ある兄弟の絆。ひとつ気になるのは絶対の遺言で素顔を見せないことと念押しされているのに先般公開の映画で素顔あったような…骨髄バンク登録身内リークはキツイ2017/03/22

かよぴー

26
X JAPANのHIDEさんの弟が書いた本。真相はともあれ、若い死って勿体無いですね。ファンではなかったけど、曲を聴いて見たくなりました。2018/02/02

高宮朱雀

25
ようやく読めた。彼の急死から四半世紀、存命であれば、今頃はどんな音楽を聴かせてくれていたんだろう?現在のミュージックシーンをどんな風に分析するんだろう?X-JAPANはまた違った側面を見せていたのか等々、思う事は尽きない。 どんな時もアーティストとしてのプライドを持ち、あくまでもそのスタイルを崩さず、弟さんにだけ見せる素顔のhideさんの温かみ、男らしさ、自身の美学など、バンド内でお母さん的存在と言われていたのが改めて分かる気がした。 本当に惜しい人だった。彼のような存在は今後もう現れないだろう。2022/11/21

檜村

20
hideのカリスマ性が高い理由がわかった気がする。ファンを大切にして音楽をこよなく愛す。そして新しいものを創ることに妥協しない。努力家でとても厳しい人なんだろな。でも本文の中にキッスが解散したことに腹を立て『裏切られた』と言っていたそうだけど、hideも急逝して正直僕も裏切られた感はあった。もっとhideの作品を聴きたかった見たかった!!数々の遺作は今も色褪せずかっこいい。hideは永遠のカリスマアーティストである。2016/02/11

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