田中角栄がいま、首相だったら

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田中角栄がいま、首相だったら

  • ISBN:9784833424325

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内容説明

【内容紹介】
独自外交、資源自主開発、遷都、スマートシティ、海洋国家・・・・・・
稀代の天才・田中角栄の「令和版 日本列島改造論」を大胆に予測!

今年2022年は、田中角栄内閣が発足してからちょうど50年にあたる。田中角栄といえば、「ロッキード事件」「闇将軍」といった金権政治家のイメージが強いが、その一方、議員立法で33もの法案を成立させたり、「日本列島改造論」に代表される国土開発計画の提唱、独自の資源外交など、先見性と構想力に富んだ優れた政策立案者だったことでも知られている。
本書は「政策立案者・田中角栄」にフォーカスし、令和の現代に彼が首相であれば、どのような政策を打ち出して、混迷日本を変えていこうとするかを大胆に予想。ともに田中角栄に関する著書を持つ、田原総一朗氏と日本経済新聞の前野雅弥氏のタッグによる、まったく新しい「田中角栄論」

【著者紹介】
[著]田原 総一朗(たはら・そういちろう)
ジャーナリスト 1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京での勤務を経て1977年フリーのジャーナリストに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ! 』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。政治・経済・メディア・コンピュータなど、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。著書に『日本の戦争』(小学館)、『塀の上を走れ 田原総一朗自伝』『大宰相 田中角栄 ロッキード裁判は無罪だった』(講談社)など多数。

[著]前野 雅弥(まえの・まさや)
日本経済新聞記者 京都府出身。1991年早稲田大学大学院政治学研究科修了、日本経済新聞社入社。東京経済部で財務省、総務省などを担当。金融、エレクトロニクスの取材を経て、産業部エネルギー記者クラブ時代は石油業界の再編、アラビア石油の権益問題などを取材した。著書に『田中角栄のふろしき 首相秘書官の証言』『ビール「営業王」社長たちの戦い 4人の奇しき軌跡』(日本経済新聞出版社)、『負債650億円から蘇った男 アジア不動産で大逆転「クリードの奇跡」』(プレジデント社)。

【目次抜粋】
第1章 私が見た特異な政治家・田中角栄とは
第2章 「資源外交」にみる、田中角栄の外交センス
第3章 「エネルギー立国」へ 田中角栄の構想力
第4章 アフター・コロナは「遷都」で開け
第5章 「米中依存から脱却せよ」令和の「シン鎖国論」
第6章 エリート官僚の心をつかんだ、田中角栄流リーダーシップ
第7章 豊富な海洋資源を活かせ「海洋国家立国論」
第8章 「東京スマートシティ化」とリニアモーターカー
第9章 「脱原発」を急げ! 田中角栄の負の遺産
エピローグ 出でよ、令和の田中角栄

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はやたろう

13
ロッキード事件のイメージが強く、強引で金に汚い政治家と勝手に思っていました。しかし、自分の認識が誤っていたことがわかりました。勉強熱心で、誠実で、人の心をつかむのに長けている、すごい政治家だったんだと。また、外交面では、日中国交正常化を成し遂げ、オイルショック時の難局では角栄だからこそ、アメリカにはっきりものを言うことができた。これが今の政治家でできる人は思いつかない。こういう政治家が今欲しいなあ。2022/12/29

カメハメハダイオーイカ

7
日本列島改造論で一世を風靡した政治家田中角栄の話。確かに当時はすごい人気やったなあ、最盛期の小泉純一郎以上に。日中国交正常化を実現するし資源外交を展開するし、そのバイタリティとカリスマ性は抜群。昨今の小粒の政治家も見習ってほしいところがいっぱいあった。中身はそんな田中角栄讃美と現代の煮え切らない政治への愚痴。例えば日本海での油田試掘、あれだけ中国が盛んにやってるのに日本は無為無策。どうして日本も負けずに試掘しないんやろか。やっぱり角さんみたいなブルドーザー政治家がグングン事を進めて欲しいもんやわ。2022/09/23

としき

3
没後50年になるそうだ。ちょうど中学生の頃かな?日本列島改造論で話題となり、初めて中卒の首相となり、オイルショックを乗り切ったかと思ったら、兼ねてから噂されていた金権政治にロッキード事件が乗っかり退陣に追い込まれた。石原慎太郎さんの「天才」をはじめとして、今「田中角栄」を語る本が書店で目にする。コロナ禍だけでなく、あらゆる面で閉塞感を強く感じる日本にとって、今一番求められる人物が彼なのだろう。清濁併せ吞む込む行動力、大胆に見えて繊細な心遣い、天才と言われる構想力、記憶力、こんな首相が現れればと誰もが思う。2022/07/05

Go Extreme

3
私が見た特異な政治家・田中角栄とは 「資源外交」にみる、田中角栄の外交センス 「エネルギー立国」へ 田中角栄の構想力 アフター・コロナは「遷都」で開け 「米中依存から脱却せよ」令和の「シン鎖国論」 エリート官僚の心をつかんだ、田中角栄流リーダーシップ 豊富な海洋資源を活かせ 「海洋国家立国論」 「東京スマートシティ化」とリニアモーターカー 「脱原発」を急げ! 田中角栄の負の遺産 出でよ、令和の田中角栄2022/05/28

Masataka Sakai

2
今なら昔以上にメディアが足を引っ張るだろう2023/05/05

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