裏少年サンデーコミックス 異世界ありがとう（１）

著者名：荒井小豆【原作】/ジアナズ【作画】

小学館（2022/05発売）

• ISBN：9784098511082

内容説明

すべての異世界にありがとう―――

チート、無双、ハーレム、俺TUEEE　……異世界でなら、夢を叶えることができる。異世界でなら、現世の鬱憤を晴らせる。異世界でなら、主人公になれる。そうした欲望に応えるべく、いまや異世界の数は10万をゆうに超えた。

ここにまた一つの新しい異世界が生まれた。同窓会で知り合ったばかりのアラサーオタク男性二人が転生した。一人はお調子者で、一人はクールな感じ。二人はこの異世界を―――　楽しむことに決めた。RPGゲームにおいて、魔王を倒すことではなく、魔王を倒しにいく旅そのものを楽しむのと同じように。

二人はもしかしたら魔王を倒しに行きさえしないかもしれない。それでも構わないはずだ。友達と一緒に知らない世界を旅する楽しさより優先されるべきことなんてないんだから。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

同窓会で意気投合した男二人がTSして転生。異世界でもうまくいかないチバの姿が身につまされる。

2022/05/22

[まるのすけ]

電子で読み 転生ものってどうにも苦手なイメージがあってほとんど触れてきてなかったのだけど、本作の冷めたような雰囲気にひかれて読んでみました。 はじめの方はゆるいノリに転生ものってこういうノリなイメージあるなぁ。と感じつつ読み進めると、後半で血とか斬とか死とか殺すとか出てドライな感じが好きでした。感情のウェットな部分もいきすぎてなくていい塩梅。続きも読みたいです。

2023/07/28

[もだんたいむす]

仲の良い友人同士の異世界珍道中かと思いきや、学生時代のそんなに仲良くないクラスメートと同窓会で意気投合レツゴーなのでちょっと違った。前半の楽しげな雰囲気から後半の殺伐とした雰囲気への変化はなかなか惹きつけられたが、冒険者の容姿をあぁいった感じにするのはその意地の悪さを感じる。

2023/08/29

[とにざぶろう]

むっちゃ面白い。TSコンビの異世界転生もの。『醤油を借りにいくだけで～』は中身男みたいな女性三人組で少しだけ違和感があったが、今回は初めっからTSにして違和感をなくしてきたのは潔くて好き。カジュアルさとシビアさのバランス感覚が絶妙でずうっと面白い。

2022/05/20

[池野恋太郎]

最初は絵の癖が少し強いと感じるけど読んでると気にならなくなり逆に良く思えてくる。 異世界転生物だけど量産型じゃないので面白いです。

2022/05/20