内容説明
毎朝山で摘み取った季節の草花や旬の野菜の声を聞きながら、貴重な命を未来へ繋いでいくこと四半世紀――全国の食通が憧れ、通い詰める日本料理店「草喰(そうじき)なかひがし」店主が綴る、「食」と「自然」への讃歌! ◎書き下ろしエッセイの第一部「大自然に抱かれて」と〈味の手帖〉の人気連載を収めた第二部「食の歳時記」からなる構成。◎随所にちりばめられた藤枝リュウジさんの挿絵が温かい。◎写真家のHAL KUZUYAさんが撮り下ろした「なかひがし」の四季を口絵に収録。◎巻末には「dancyu」元編集長の神田久幸さんの寄稿。
目次
京都
和食
和食文化
料理人
食
食材
伝統
自然
味
野草
野菜
収穫
農
地産地消
SDGs
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
才谷
3
毎日のように野山に入りその日の食材を採る中東さんは現代人よりよほど優れた季節感をお持ちになっておられる様子。2022/08/24
半崎クジラ
0
一月と二月の違いはなんだろう。我々が漠然と冬、と思って連続的に過ごしてしまう時間を、中東氏は1日単位の高い解像度を持って生きている。それは自然と接して草を食む、そんな生活を送るからだろうか。その分彼は、人間が起こしてしまった自然の変化にも、すぐ近くで接している。もし、氏の店に行く幸運に恵まれたとして、出していただく料理は苦くもあり、辛くもあり、薄くもある気がする。少ないなぁ、もっと腹キチキチに食べたいなぁ、と思うかもしれない。そういう料理が食べたいと思う気持ちが、最近湧いてきた。なぜかお腹が鳴る。2023/01/03
littlebluestar
0
「草喰なかひがし」店主の中東久雄さんが綴る、日本の風土とそこから恵まれる食べ物のこと。 食べ物は誰かが作って買ってくるもの、という現代人の思考に凝り固まった頭には、中東さんの野山から分けていただいた命を有難くいただく、という思いはハッとさせられました。 描かれる食材の力強さ、シンプルであるけれど繊細で手間暇かかっているお料理にどんどん引き込まれました。 読んでいると炊きたてご飯とお味噌汁が飲みたくなります。(炊飯器と顆粒だし使用ですが……)2022/11/08
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