内容説明
神戸児童連続殺傷事件から七年の年月が経ち、「少年A」が仮退院した。酒鬼薔薇聖斗の性的サディズムは、本当に克服されたのか!?元東京少年鑑別所法務教官が、医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育といえる「少年A更生プロジェクト」の全容を初めて明らかにした、衝撃のレポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
122
東京少年鑑別所元法務教官による 少年Aの矯正教育の記録である。 1997年に発生した少年A 14歳による神戸連続児童殺人事件は 今読んでも 衝撃的で 心に痛い。少年Aはどう育ち、どう生きたのか… 遺族の心を思うと、胸が痛む… 少年Aを更生させるための 医療少年院の 苦闘がしのばれる、そんな本だった。2022/10/07
バイクやろうpart2
36
別の小説、読み始めていた矢先、つい書店で目に留まり衝動的に購入しました。あまりに世の中を震撼させた事件なので不用意な発言さえ、はばかります。恥ずかしながら、このレポートで医療少年院での矯正教育があった事実を始めて知りました。既に事件から20年が経過してますが、こうした事件が起きないことを切に望みます。2017/06/30
ちゃんみー
29
元少年Aの更生記録。酒鬼薔薇聖斗の事件は、もう二十数年も前のことなんですね。本当に更生できたのかなぁ、というのが本音。そしていくら真っ当な人間になれたとしても、被害者は帰ってこない。どうしても被害者側の心情になってしまう。母との確執があったのはわかった。子育ては難しい。若い世代の人たちには、こんな事件が起きない様、真っ当な育て方をして欲しい。2021/06/25
ASnowyHeron
27
この事件を題材にしたと思われる小説を何冊か読んだので、実際にはどのように少年Aが生きてきたのが知りたくて、手に取った。公開されている資料が少ないのだろうし、取材できなかった人物もいるのだろう、タイトルほど内容ではない、と感じた。だから、なぜ著者がこの事件に題材を求めているのだろうか、少年Aに対して何を思っているのか、知る権利についてどう考えているのだろうか、が気になった。2017/01/03
ううちゃん
26
逮捕されたのが14歳の少年とのニュースを聞いた瞬間のことは今でもありありと思い出せるほど衝撃的だった。彼はやはり生まれながらに感受性が異なっていたとしか思えない。同じような環境で育つ人は世の中に山といるのに。医療少年院での中身は今まで知らなかったので興味深かったが、「絶歌」を出版したことで、彼を必死に矯正させようとした2500日は意味を失ったのではないか。改めて被害者と加害者の差に愕然とさせられる。ちなみに「絶歌」は読みたくない。2017/06/14
-
- 電子書籍
- しっかり食べてラクやせ! 具だくさんヘ…
-
- 電子書籍
- 19歳の夏休み【タテヨミ】 127
-
- 電子書籍
- 和服な上司がいとおしい 5巻 FUZコ…
-
- 電子書籍
- ジュニア空想科学読本12 角川つばさ文庫