文春e-book<br> 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

文春e-book
辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿

  • ISBN:9784163915296

ファイル: /

内容説明

19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。
そして、彼が奇妙な事件を次々に解決したのが大英帝国の首都ロンドンではなく、東の果ての植民地香港だったら……。

ホームズとワトソンを彼らとまったく同じ時代に生きた中国人、福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)とし、物語の舞台を香港にした極上のパスティーシュ作品。
正典ホームズ・シリーズからの換骨奪胎ぶりが絶妙だ。

1880年代の香港の様子が生き生きと描かれ、ミステリーであると同時に、歴史小説としても読み応え十分。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

66
辮髪とある通りに、シャーロック・ホームズの中国版なミステリ6編。 タイトルからあのエピソードを引用したのかと思い起こさせるが、基本は変わらない。 ホームズの相棒にはワトソンだし、名前から連想される重要人物も顔出し。 1話目のダイイングメッセージも中国に掛けて上手い作り。 今後はシリーズ化されるらしいが、そうなるとあの最大のライバルも出てくるということになるし、有名なエピソードがどういう見せ方になるのか楽しみだ。2022/07/08

たま

58
ホームズもののパスティーシュ6編。1880年代の香港で満人の探偵と漢人医師の友人が活躍する。面白い。謎の提示部分は本歌取りで楽しませ、謎解きは香港の社会と歴史(詳しい注付き)を踏まえる。私には香港を視座に据えた19世紀末東アジア世界が新鮮で面白かった。後半ワンパターンになりかけのところでアイリーン・アドラーやマイクロフトも登場する。満人ホームズは英人のようにエキセントリックではなく礼儀正しい正統派中国知識人。続編もあるそうで楽しみだが、イラスト表紙に似合わぬ漢字の多さで歯ごたえあり、売れるかなと少し心配。2022/07/07

小太郎

46
推理小説の中でもシャーロックホームズほどパスティーシュや二次創作、オマージュの対象となってる物語はないような気がします。この作品は舞台を19世紀末の香港、ホームズとワトソンが辮髪の中国人と言う設定。これだけでもう期待は高まるのですが読んでみるとホームズ好きの気持ちを揺さぶる作品になっています。6編の短編と言うのも読み易いし、所々に散りばめられた作者のホームズ愛にはニッコリ。各作品の元ネタを考えたりするのも楽しみの一冊でした。翻訳は時代背景や日本語、中国語の漢字問題も含めて大変だったと思います。★3.52023/08/29

ベル@bell-zou

30
この髪形を辮髪というのね。事件の謎解きは福邇(フーアル)、やきもきするのは華笙(ホアション)に。それぞれ任せて読んでいるこちらはただ楽しめば良い。本家シャーロックホームズへの愛あるオマージュに加え独特の味わいと丹念に練られた物語六編、アヘン戦争後1881~85年の香港。清とイギリス、インドにフランス。多国籍情緒も色濃く複数言語を操りながら生きる人々の逞しさに現代に続く中華人民の強かさのルーツも感じた。線香一本が焼ける時間は30分、なるほど。それにしても漢字が多い(笑)。そしてシリーズ四巻まであるとは……。2023/05/27

marryparty1

30
香港人から名探偵シャーロック・ホームズへの恋文であり、シャーロキアンから香港へのラブレターである六つの短編集。辮髪のホームズとはなかなかユニーク。どのストーリーをもとにしたのかわかるのもあって楽しめた。最初の1ページ目だけ漢字の多さにひるんだけれど、昔の香港の様子もわかったりして興味深かった。シャーロキアンのためのちょっもしたお楽しみも隠されているらしいけどそれはよくわからなかった。全4巻を予定しているらしいので続きが出たら読んでみたい2022/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19478116
  • ご注意事項

最近チェックした商品