2030年「東京」未来予想図

著者名：市川宏雄/宮沢文彦

クロスメディア・パブリッシング（2022/04発売）

• ISBN：9784295406679

内容説明

NYでも北京でもない 東京が世界都市として繁栄する理由とは?

コロナ禍の2年間においても、都内各地の再開発プロジェクトの多くは変わらず進行中、人々の地方移住もほとんど起こらず、「東京一極集中」は変わらないままです。
東京にはなぜ、それほどのパワーがあるのか。そしてこの東京には、これから先どんな未来が待ち受けているのか。
本書では、都内各所で進められている大規模プロジェクト、各地方との関係、海外ライバル都市との競争、災害リスクマネジメントなどについて、各種データから分析・検証することによって、東京の未来を予想します。
東京で働くビジネスマンにとって、5年後、10 年後を生き抜くヒントとなる一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[CABIN]

不動産投資コンサルティング企業（株）ボルテックスの社長が執筆した本です。内容は言うまでもなく、東京都内の収益物件は間違いないので積極的に投資しましょうというもの。その根拠として明治大学名誉教授の分析による説明がなされています。不動産投資が良いか悪いかは別にして、特に面白かったのは近年の東京一極集中の要因が20代前半の女性だということ。上京理由は「新しい生活をしたい」「都会に憧れていた」「親元を離れたかった」というものが多くてビックリ！東京の不動産投資はこの様な人達に支えられているんだと思ってしまいました。

2023/01/27

[まちゃお]

現在東京では複数の再開発が同時進行しており、東京の魅力、価値は上昇していくと考えることができる。日本の中で見た時に、リーマンショックやコロナ禍等の打撃を受けても、東京都心の地価は下がっていない。世界においても、都市総合ランキングで東京はロンドン、ニューヨークに次いで3位に位置している。以上からも企業が東京都心の不動産を保有しておくと、安定的な賃料収入を確保するだけでなく、いざとなった時に現金化することもでき、メリットが大きいと考える。

2022/05/01

[Taizo]

世界で唯一同時多発的に都市の大規模再開発が行われ、今後のアジアの金融の中心になり、地方から若者を集めコロナ禍でも人口流入がほぼ止まらない一極集中、そしてそれは回り回って地方のためになる、未来ある明るい街、それが東京。とのテンションでワクワク感を煽る一冊。著者が東京での不動産コンサルティングを営む方なので、東京の明るい未来を見せ不動産投資を煽るポジショントークなのは否めないが笑。「100年企業を増やしたい」というのは違和感。既得権益が蔓延るとイノベーションのタネを積むのでは？と思うけどまー少し考えてみよう

2023/04/01

[Koki Miyachi]

東京の大型再開発を中心に紹介。プレスリリース＋アルファ程度の軽めの情報ばかりだが、全体を俯瞰的に理解するにはよい。業界の人は手元に持っていても良さそう。

2022/08/20

[Go Extreme]

独自の進化・東京の都市空間： 東京一極集中の是非。地方との関係： 多くの企業は東京から離れず 東京圏では10万人弱の転入超過 2020年・東京の人口は都心部と周縁部で増加 東京一極集中が日本経済を支える リニア新幹線開通→人口4900万の巨大経済圏 海外ライバル都市との競争： 優秀な人材とワークプレイス確保 ハイクラスホテルとナイトライフ 東京はアジアで最も住みやすい街 世界一１００年企業が多い都市・東京の理由 地震、豪雨、感染症、東京のリスクマネジメント 東京　未来の東京をつくる、新しい働き方・企業経営

2022/05/26