文春新書<br> プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争

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文春新書
プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争

  • 著者名:山田敏弘【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2022/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166613595

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内容説明

第三次世界大戦はすでに始まっている
アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。
ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。

目次
第一章 プーチンの戦争とサイバー戦
第二章 中国は技術を盗んで大国になった
第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
第四章 中国に騙されたトランプ
第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
第六章 日本はサイバー軍を作れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

10
サイバー空間での戦争が、もう世界的規模で始まっていると考えていいのだろう。ロシアのウクライナへの侵攻は、実践前にサイバー攻撃として始まり、その後のウクライナの巻き返しが、少しづつ戦果になっている。中国の深慮遠謀とアメリカの国を挙げた対応を見ていると、日本のサイバー空間への関りはとても貧弱だ。いろいろな組織に忖度しすぎて、法律を気にしすぎて、積極的な動きが取れない様子。サイバー戦争での敗者になる道しかないのだろうか、日本には。2022/07/27

fseigojp

9
これからはサイバー、宇宙も戦場だ2022/08/09

はやたろう

8
米中心とする西側諸国に対するロシア、中国。その対決は、サイバー上、スパイ活動で一般人が気づかない中、壮絶なやりとりとなっている。表面上での発言、出来事以外の裏の動きが怖すぎる。この動きに日本がついていけていないのが、心配。プーチンも中国もなんやかんやで米国に要所を抑えられているみたいで、アメリカはやっぱり中国、ロシアと同じ穴のムジナのようだ。筆者のバイデン評価が高いのが意外だった。2023/01/15

sakadonohito

7
ロシアよりは中国のサイバー関係の方が多かった印象が強い本だった。日本は年々貧しくなってきているのと高齢者を中心にITに疎く、安いという理由で中国産スマホを購入してしまう傾向がある。そこを起点に様々な情報を傍受される危険性はかなり高いのでは?と不安に思った。2024/01/02

Masayuki Shimura

4
【どこにいても高速インターネットが利用でき、世界中の電子機器や部品、ソフトウェアなどをすぐに手に入れることができる。その優れたサイバー環境にあることを、なぜか日本人が一番、気が付いていない】(文中より引用)・・・・・サイバー分野においてはもはや「平和」という観念が成り立たないのではないかと思わされるほど、熾烈に熾烈を極める大国間の競争が生々しく記述されていました。日本版NSAという問題提起もなされており、議論の土台としても活用できそうな作品です。2022/05/30

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