双葉文庫<br> ルパン三世 小説版<新装版>

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双葉文庫
ルパン三世 小説版<新装版>

  • ISBN:9784575525571

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内容説明

「おれ、ルパン。すこぶる出来のいい泥棒でね。ついぞ警察につかまったことがない」そんなルパンに挑戦状をたたきつけたのが、暗黒街の魔術師といわれる白乾児【パイカル】だ。彼の秘密のメモを入手した峰 不二子。ルパンを倒せばそれを返すと、白乾児をけしかけたのだ。ルパンは白乾児式火炎放射器の攻撃を、はたして切り抜けられるのか(第1話「ルパン死すべし」より)。他に「サスペンス・ゾーン」「魔女戦線」「集まれ奇人ども」「『ルパン伝』猛撮影中」を収録。2015年、モンキー・パンチ×おおすみ正秋×辻 真先の〈『ルパン三世』特別鼎談〉を初収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

61
5話収録のノベライズ。内容は徹底してナンセンス。まるで原作漫画のようなノリ。原作のアイデアを上手く当てはめて使ってる部分もあるし、ギャグセンスが原作っぽい。モンキー・パンチのイラストが挿入されるしね。ミステリー的な仕掛けもあるが、マジメな推理小説風ではなくて、発想が飛躍したもの。辻真先先生が「ルパン三世」という枠で、悪ふざけを楽しんでる感じ。雑誌の見出し風のロゴがそのまま載ってたりタイポグラフィになったり、ポップだなあ。40年以上前に書かれた本なので、時事ネタが古いのも味わいがある。巻末の特別鼎談も貴重。2022/05/14

マッちゃま

15
初 辻真先(笑)たぶん昔アンソロジーとか何かで読んだ事あるかもだけど読メ登録は初って事で♪ まるでルパン三世を読んでる感覚で有りつつもベテランらしい読みやすさ。本書自体は30年以上前の復刻版ですが良い意味で軽く読めるのは巧さだと思います。全5話収録のライバル白乾児(バイカル)とルパン一味との闘い。大人になってから再放送を観てたので、懐かしいとも感じたし先が読めない(思い出せない?)意外な展開には素直にブラボー。ルパンで育った世代が作るルパンより、やっぱリアルな時代で生きていたルパンの方がシックリ感じます。2022/07/18

NAOAMI

10
描写、ギャグネタの至るところに昭和の匂いがありザ・ドタバタな感じ。アニメで思い出すのはCM前のクレジットで車に飛び乗ったら反対側に転げ落ちてアレ?ってやつ。次元や五右衛門は頼りになるが不二子は日和見か裏切ってばかり。「不二子ちや~ん」は出てこんかったがルパンの情けなさが脳内にこだまする。ライバル白乾児との丁丁発止もコミカルな動きばかり気になって文章として肝心な部分は読み飛ばしてしまう。ドジでクレバーな盗人。逃げる方追われる方が、子ども時代には人気が出る不思議よ。Gメンや太陽~の刑事より初期の彼は魅力的だ。2025/03/31

barcarola

4
1980年刊行作品の文庫化とのこと。笑いの部分など、古いというよりはレトロという言葉が似合う。肝心のノベライズも、ルパン三世という作品の持つ場所や時代のごちゃまぜ感(?)が良く出ていると思う。モンキー・パンチさんの挿絵も豊富。2022/04/24

あきらいのうえ

1
なるほど、ルパンの白乾児(バイカル)編を小説にしたらこうなるんですね。実にコミカルで感情表現も豊かでとても楽しいアクション活劇、アニメの脚本を読んでるみたいでしたよ。確かに、元々は40年前の本ですからハッキリ言って古くささはありますし、作中で読者に話しかけてきたりする表現はちょっと集中が途切れてしまって僕は苦手でした。でもそれを十分に補えるキャラクターです、この本を読みながら、アニメのあのルパンたちをイメージしたら、久しぶりにルパンに再会できた気分になりました。2025/04/02

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