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内容説明
ビジネス界随一の読書家が、古今東西の名作、名著の中から「人生の教養が身につく名言」を一挙紹介！「名言」とは、教養を一言にシンボライズしたもの。歴史の風雪に耐え、今の時代まで生き抜いてきた「本物の知恵」、それが名言なのです。そこで語られていることは、あらゆる人生の「本質」を突いている――。・人生の楽しみは「喜怒哀楽の総量」 「人間は死ぬまでは、幸運な人とは呼んでも 幸福な人と申すのは差し控えなければなりません」（ヘロドトス）・誰もが、そこそこに善良で、そこそこにずる賢い 「不思議なものは数あるうちに人間以上の不思議はない」（ソフォクレス）・「偶然」を大切にする人を運がいいと呼ぶ 「すべての真の生とは出合いである」（マルティン・ブーバー）人間関係、仕事、遊び心、家族、別れ･･････人生を「愉しく、味わい深く生きる」知恵が凝縮した１冊！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
66
★★★☆☆日本生命から60歳で独立し、ライフネット生命を立ち上げた著者。「名言」を知ることで、人生を〝図太く、賢く、面白く〟生きる。この本はしたたかに生きていくために、著者が古今東西の名言を紹介したもの。古典を中心に1万冊以上読書されたとのこと。知識の幅はひろい。【印象的な言葉】①一つ知れば、世の中がまた一つシンプルになる。②「哲学者たちは、世界をさまざまに解釈したにすぎない。しかし、大切なことは、それを変えることである」（マルクス）③「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」（二宮尊徳）2018/09/04
Kentaro
60
人生の中で出会ったほとんどの人とは、いずれは別れがやってくる。人間関係はつねに入れ替わっていく。「一生を通じた友情」など、基本的にはあり得ない。もし、そういう関係を築けたら、自分は本当にラッキーだと考えたほうがいい。人間関係の基本は、「去る者は追わず 来る者は拒まず」だ。 ビジネスの世界であれば、ある程度、頭角を現してくれば、必ず足を引っ張ろうとする人が出てくる。人間はその程度の存在ですから、これは仕方がない。ただ、なんらかの意図を持ついわゆる「悪人」は別に怖い存在ではない。悪人とは、交渉が出来るからだ。2019/10/20
タナカ電子出版
60
最近、気に入っている著者です！歴史が大好きなビジネスマンにおすすめな本です。著者の出口治明先生の思想がにじみ出た感じがします。歴史が好きなのはわかりますが、こじつけが上手いです!!流石です！言いたいことを歴史的事件や出来事に繋げる技術です。ビジネスの世界で偉人や歴史を持ち出されたら、なかなか言い返せないですね。私はこの本が教養が身につく名言集よりも人を黙らせる説得術に思えて仕方がない本です。2019/01/31
マエダ
57
出口さんの本は面白い。古典への読解と見地は勉強になる。2018/10/13
ちくわ
49
よくある名言集とはちょっとだけ異なる趣の名言集かと。世にある名言集の多くは、数多くの擦られた名言ｂｙ偉人＋簡単な注釈のパターンで書かれているが、本書は名言の数はそれほど多くはなく、それに著書の人生や経験、名言にまつわる歴史などが多く記載されている。何故そんな言葉を発したのか？の経緯や周辺状況を知ると、同じ名言でもまた違った解釈、感想が持てて面白い。加えて著者の人柄の良さや人生経験の豊富さも本書をオススメしたい一因である。2023/10/24
