内容説明
自粛警察やマスク警察など、コロナ禍で始まっている「1億総イライラ社会」。怒りやイライラの根底には「疲労」があると指摘するのが元自衛隊メンタル教官の著者。怒りは自分を守ろうとする強力な働きだが、現代では怒りが暴発すると人生を棒に振ることもある。怒りのメカニズムを正しく知って、うまくコントロールする術を実践的に紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーベリー※更新は控えめです
21
怒りのケアの大切さを説いた本。怒りを忘れようとすると余計に記憶されてしまう。忘れるのではなく整理する。別の気分転換をして怒りを逸らす事が重要。特に職場で働いている人が読むと人間関係の改善、気をつけることのヒントになるかもしれない。今まで読んだことがない内容で新鮮でした。2023/03/26
アイロニカ
8
僕の感じ方、捉え方に最も近しい形で怒りを分析していると思えた。即ち、今の僕にとってのホームラン本であろう。普段からエニアグラムで自分の内面を分人的に認識して遊んでいるので、怒りの感情を警備隊長に例えるのも分かりやすくて面白い。なお、自分の中では怒りの人格イメージを某ラノベの大河やエリスみたいに捉えているので、警備隊長のケアがちょっと意味深になってしまう訳だが…主張を聞かず無理に理屈で抑えてもダメだということは明白か。とりあえず再読しよう。2022/05/03
えいこ
5
怒り・イライラは様々な不調の原因。でも、その原因は実は、疲労にあり。疲労度によって、発生頻度や耐性度合が変わってくる。本書は、怒りをとる技術を6つのプロセスで解説。自衛隊教官だけあって、例えが人間の生存本能や戦闘時の対処など、独特だがわかりやすい。「怒りは防御の感情」「理性で抑える前に感情のケアを」など、新しい気づきもあった。内的エスカレーションの蓄積により、防衛記憶(恨み)になってしまうととるのが難しくなる。「刺激から離れるためにまずは謝罪する」自分は悪くないと頑なになり弱っている人に伝えてあげたい。2022/06/06
ぴ
4
嫁さんが子供に対してイライラすることがあり、一緒に読もうということで買いました。イライラ・怒りを知るところから始まり、対処について書かれています。一言でいうと、突き詰めっぷりがすごい本です!科学的な研究からの引用等は少ないですが、イライラ・怒りを突き詰めて考察しているという点では実用的な一冊だと思います。著者はある意味、怒りマニアな気がします。2024/02/15
向日葵
3
アンガーマネジメントは怒りの初期には有効であるが理性が吹っ飛んでいる状態で「自分の受け取り方を変えましょう」「感謝」と言われてもそう簡単にできるものではない。また強い怒りを6秒でやり過ごすルール。現実は6秒数えても、目の前にその相手がいて、不服そうな顔で文句を言ってきたら、怒りはまたすぐに爆発。大切なことは、まずその場を離れること。自分をいたわること。警備隊長(怒り)のケアをすること。ノートに書きだすなど第三者の視点で物事を眺め、適切なケアをすることが大切。誰でも簡単に一発で心を変える魔法はない。2023/03/04
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