日本経済新聞出版<br> 関西スーパー争奪 ドキュメント 混迷の200日

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日本経済新聞出版
関西スーパー争奪 ドキュメント 混迷の200日

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2022/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296113132

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内容説明

「スーパーの教科書」と呼ばれた関西スーパーを巡り、阪急阪神百貨店を展開する関西地盤の「エイチ・ツー・オー リテイリング」(H2O)と、関東圏のディスカウント大手「オーケー」は熾烈な争奪戦を繰り広げた。

「関西スーパー争奪戦」として産業界の注目を集めたこの問題は、なぜ混迷を極め、司法判断は揺れたのか。H2Oとオーケーの思惑、争奪戦の教訓、そして「関西フードマーケット」として再出発を遂げた関西最大級のスーパー連合の新たな戦略とは? 

争点となった総会での未公開のやりとり、各社長への単独インタビューなども収録。怒涛の200日に迫る。

目次

はじめに
1章 「棄権」が「賛成」に
2章 「スーパーの教科書」
3章 因縁の対決再び
4章 伊藤忠食品の乱
5章 臨時株主総会、想定外の結末
6章 揺れる司法判断
7章 名門再出発
8章 争奪戦の教訓
補論│担当弁護士の視点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

102
昨年話題となったH2Oリテイリングさんとオーケーさんによる関西スーパーさんの争奪戦。各社の歴史とそれぞれの思惑、両グループと取引のある株主の悩める心情、株主総会での議決のあり方、揺れた裁判所の判断など、事件の詳細がよくわかる。ただ、今回の経緯からは、ビジネスのあり方や消費者の利益のような本質的な議論より、従来からの取引慣行や感情的な確執などの要素が卓越しているように見える。コンビニが3社に集約されたのに、食品スーパーが全国に1,000社近く乱立していることは、この業界の前近代性を象徴しているのだろうか。2022/08/24

きみたけ

71
ルポやドキュメント系の本は面白いですね、旅行中にも関わらず一心不乱に読みました😅かつて「スーパーの教科書」と呼ばれた関西スーパーをめぐり、関西地盤のH2Oと関東圏のディスカウントスーパー大手オーケーとの争奪戦を追ったドキュメント。株主総会の攻防、司法判断の行方、各々のスーパーの戦略、争奪戦の教訓などをまとめた一冊。M&Aに関する情報開示、持ち合いに象徴される政策保有株式、株主総会の運営など、日本企業のコーポレートガバナンスに一石を投じた点は大きな成果だと思います。2022/10/31

Atsushi Kobayashi

20
日頃つかってるのに、スーパーの考え方を知りませんでした。特に関スパが教科書と呼ばれていたとは。。そういえば、生鮮食料品に特化しているので、入り口に包丁研ぎ屋さんがいたのか、と今更ナットクです。2024/03/21

ドッケン

15
鬼気迫る買収劇がリアルに感じられました。2023/07/01

nishiyan

15
一時期世間を賑わせた阪神阪急百貨店などを運営するH2Oと首都圏地盤の食品スーパー・オーケーによる関西スーパーマーケット争奪戦の顛末を関係者の証言をもとにまとめ、日経新聞、日経MJなどに掲載した記事を大幅に加筆修正した描いたドキュメント。日本企業のコーポレートガバナンスが問われた案件ということがよくわかった。関西スーパーの歴史を紐解きつつ、H2Oとオーケーの置かれた状況にも言及している点も興味深い。重い約束の上に誕生した新会社の先行きの不透明さとオーケーの関西進出の出鼻がくじかれたことが強く印象に残った。2022/06/17

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