内容説明
ヨヨはエヴァとの仲を深め、無事に定期試験を乗り越えた。ソラナカルタ魔法学校は冬休みに突入し、ヨヨはルナとエヴァとともに工房迷宮へと潜る。そこで出会ったのは、セレスティティと名乗る3年生の魔法使い。彼女の額に埋め込まれた水晶は錬金術師の一族であるドワーフの証だった。
セレスの案内で、3人は工房迷宮に隔離結界で隠されたドワーフの里を訪れる。そこでヨヨたちが知らされたのは、ドワーフ族に伝わる“巫女”と“運命”の話。
運命に縛られたセレスの枷を解き、諦めた夢を取り戻すため、“星詠みの魔法使い”は星を落とす――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
エヴァとの仲を深め無事に定期試験を乗り越えたヨヨ。魔法学校は冬休みに突入して、ヨヨはルナやエヴァとともに工房迷宮へと潜る第三弾。ルナたちの危機を救った3年生の魔法使いセレス。彼女の案内によって3人が工房迷宮の隔離結界で隠されたドワーフの里を訪れる展開で、ヨヨとルナのお互い好き過ぎる関係や、二人との絆を大切にするエヴァも微笑ましかったですけど、運命に縛られたセレスを枷から解き放つために奮闘するヨヨたちはやはり物語の主人公で、エヴァや里のみんなと力を併せて大切なものを取り戻す熱い展開はなかなか良かったですね。2022/07/12
げんごろう
15
少女が求めた結末ならば運命にさえ打ち勝つ。 これぞ王道といえる主人公とヒロインの物語! 血湧き肉躍る展開はどこまでも熱く、特に終盤はその高揚感に完全に心を支配されました。 ヒロイン達との甘いラブコメもしっかり堪能できましたし、今巻も大満足な一冊です。 2022/05/27
リク@ぼっち党員
10
ハッピーエンドをこよなく愛する者として、ルナの物語は本当にたまらない。もちろんヨヨの主人公っぷりも。今回はドワーフの里で休暇を満喫、するはずがあれよあれよと事件に巻き込まれていく。これも主人公の定めか。迫りくる困難に対して、ヨヨだけの力じゃなくてルナやエヴァ、里のみんなの力を合わせてっていうのが物語の熱さに拍車をかけている。モブなんて存在しない、誰だって己の紡ぐ物語の主人公の資格がある。ちょっと雲行き怪しいけど、読者が物語の可能性を信じないわけにはいかない!というわけで続き待ってます。2022/04/24
真白優樹
9
冬休みとなりヨヨがルナとエヴァを連れ迷宮に潜る中、迷宮内で出会ったドワーフの生徒、セレスティティに里へと招かれる今巻。―――望んだ結末導く為、悲しき星など墜としてしまえ。 平穏が一瞬にして不穏に変わり次々と難題が襲ってくる中、全員で立ち向かう今巻。学園の闇を知ると言う強敵も姿を現し舞台そのものにも謎が見え始める中、誰もが主人公と言わんばかりに躍動する、更に面白さ高まり弾けていく巻である。果たしてこの学園にはどんな闇が隠れているのか。新たな学期、彼等を待つのはどんな季節か。 次巻も須らく期待であるべし。2022/05/04
sao
6
読了。 続刊希望。2022/04/29