フレーベル館文学の森<br> ふたりのえびす

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フレーベル館文学の森
ふたりのえびす

  • 著者名:高森美由紀/太田麻衣子
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • フレーベル館(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784577050293

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内容説明

クラスでは明るいおちゃらけキャラを演じている太一。王子と呼ばれ女子に人気の高い大路優希と「八戸えんぶり」でえびす舞を踊ることになった。たがいの気持ちをぶつけ合いながら、最後にふたりがつかんだものとは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えんちゃん

73
2023年青少年読書感想文の課題図書。面白キャラを演じる太一と、王子と呼ばれる優希。ふたりの小学生が郷土芸能にチャレンジし、本当の自分をさらけ出せるようになるまでの成長譚。子どもならではの悩みや葛藤や恥ずかしさを、読み手がどう感じるか。感想文を書く子たちには、ふたりを自分に重ね合わせて、思いの丈を綴って欲しい。学びがここにある。お子さんの課題図書にお勧め!2023/08/09

Totsuka Yoshihide

44
高森美由紀氏著作。2023年青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年部門作品。青森県八戸市が舞台。春をよぶ祭り「えんぶり」で、転校してきた優希と主人公の太一の二人でえびす舞をすることになる。えんぶりの練習を通して自分自身と向き合っていく物語。「オレだけじゃない。ほとんどの子はキャラを被っている。演じている。素で生きぬけるほど、小学生ライフはあまくはない。」「さよならンダバ。」「挑戦したかったのに、できずに終わったひとがいた。一方、自分たちは挑戦できる。」が印象に残った。 2023/08/06

chiaki

42
高学年夏の課題図書。自分のイメージする明るいキャラに無理矢理自分を当てはめて行動することで安心感を得ている太一。一方、周りの勝手なイメージに窮屈を感じている王子こと優希。相対するような2人は八戸市の郷土芸能「えんぶり」で、えびす様を演じることに。本音をぶつけ合い2人の絆はぐっと深まる!そんな2人のやりとりから、そのままの自分を受け入れてくれる友だちの存在の大切さに気付かされます。話は東日本大震災にも触れられ、親方の「何べん失敗したっていんだ。何もやらねで死んじまうよっかずっとい」という言葉が心に響きます。2023/05/01

むつこ

27
2023、課題図書高学年とのこと。知ってたら図書館でかりなかったよ・・・(だって、それだけ子供たちに読んでもらいたいわけでしょ)地元の作家さんということで見つけるたびに借りるようにしているが、今回は「八戸えんぶり」の一つである「えびす舞」をする小学生が主人公。えんぶり自体が勇壮な男舞なので、子供たちの可愛らしい姿にひょうきんなしぐさが寒い屋外での踊りに(ココロの)温かさを感じさせる大切な舞いだ。主人公である転校生の二人が地元になじむ姿がいじらしい。全国の子供たちの感想を知りたいな。2023/05/21

どら母 学校図書館を考える

23
2023年度読コン課題図書 ひりひりするような主人公と転校生の心の表現に、はるか昔の小学生の自分が見えた。 それにしても、勤務先の高学年たち、何人が読めるかなあ?じっくり読んでほしいな。2023/04/19

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