内容説明
ファッションは変化することで普遍を目指す。『物欲なき世界』の著者が綿密な取材で描く、激変するファッションの現在とこれから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
11
猫町俱楽部藝術部5月の課題本。コロナ禍でのファッションの在り方についてなど、とても面白く読めた。読書会も盛り上がりそうである。ファッションは服をデザインすることだけではなくて他にも色々語れるんだ、と言う事が分かって良かった。2022/05/22
まこ
8
コロナになってから店頭で服を買うことが減った。ファッション業界に身を置く著者の様な人達もそれを感じて、ショーや雑誌の作り方にこの状況を利用した工夫をする。ショーやモデルの敷居が低くなり、自分の考えを表現する場として前以上に機能する。その分、絶対的な存在がいなくなるジレンマ2022/05/06
Go Extreme
2
コロナの時代のファッション コロナルックという一過性の楽しみ デジタル時代のショーの価値 ウォンツはニーズを超える 羽根木~代田という三密なき流行地 カール・ラガーフェルドから学べること 「9月号」という幻想が終わった後に 『モード後の世界』を巡って ノンバイナリーなカナリアたち コロナ禍の中でファッション誌を作る知恵 ファッション・ピープルの居る場所 サステナブル・ファッションの間違い 政治がファッションになる時2022/05/04
nitti
0
ファッションは私に最も縁のない世界、に近い。 ただ、関係ないなと思いながらも、現代アートに通づるコンセプトやコンテクスト。業界の抱える課題、と案外楽しく読めてしまった。 不易と流行、私の好きな言葉だ。2022/07/13