もっと知りたい解離性障害 - 解離性同一性障害の心理療法

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もっと知りたい解離性障害 - 解離性同一性障害の心理療法

  • 著者名:岡野憲一郎/松井浩子/加藤直子/久野美智子
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 星和書店(2022/04発売)
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  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784791110940

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内容説明

かつては「多重人格障害」と呼ばれた病は,誤解を招く用語であるとして現在の世界的な診断基準では診断名として「解離性同一性障害」(略称:DID)と呼ばれていますが,その性質からいまだに非常に多くの誤解を持たれがちであると言えるでしょう。本書は,解離性同一性障害の豊富な臨床経験をもつ著者らが,当事者やご家族のために,主人格や人格交代などの専門用語を使いながらも,事例を交え,時には脳のメカニズムにも触れながらわかりやすく解説しています。解離性障害の患者さんにこれから出会う方々や,これからどのように治療していこうかと思案されている治療者の方々にも役に立つでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

9
先般、DIDのドキュメンタリーをしていた。本書の著者の一人もそこに登場し、もう一人、精神科医が登場していた。もう一人の方が、前者に対して批判的なコメントをしている文章を読むことがあった。どこをゴールにするか、つまり、人格の統合を目指すかどうか、であるが、本書を読むと、前者の方に共感するかなー。わかりにくい記載ですみません。2022/04/25

ソーシャ

1
解離性障害治療の大家の先生とお弟子さんたちによる、解離性同一性障害(DID)についての基礎知識と心理療法についての解説書。文章がわかりやすく、事例を出しながら丁寧に解説してくれるため、一般の人でも頑張れば読める本です。(座談会の議論の内容は高度ですけど)家庭的な背景の問題や、トラウマ臨床についても書かれていて、他の分野にも応用が効くのがいいですね。2023/06/25

とも

1
解離性障害の中でも、特に解離性同一性障害について書かれた本。平易な文章で分かりやすく、当事者やその家族向き。症例が多いので、内容がより具体的な印象。治療のゴールを統合にするのかしないのか、みたいな議論が中々興味深かった。個人的には付録が面白かった。2022/06/07

akiaki

0
凄いタメになるし、出版して患者や家族、支援者を医療従事者と繋げて、孤立しないでくれるのがとてもありがたい。著書に書かれているような古い精神科医もいました。世の中がアップデートされていきますように。著者の関連の本を2冊読みましたが、こちらは黒幕さんのことなど書かれてより詳しいと思います。2022/12/19

みゅいる

0
YouTubeでDIDの方の動画を拝見し、その様子に衝撃を受けた。その方の人柄が好きになり、理解したい思いとどうしてこのようなことが起きるのか?という興味が湧いた。図書館でつい手に取ってしまった本だが、良いと思う。専門書ほど難解に書かれておらず、多数の実際の症例が載っておりイメージしやすかった。もちろん理解できない部分もあったが、全体像や治療者、本人に関わる立場の人が読むのであれば十分とも思える。読みながら、自分自身にも解離的傾向があることに気づき、どうしてこんなに興味を引かれるのか分かった気がした。2022/09/18

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