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内容説明
頑固で気性の荒かった父が、母の死後しばらくして認知症を発症して…。穏やかな性格になった父と、介護を担う娘の二人三脚の日常エッセイ。医療ライターによる認知症がよくわかるコラムも収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
43
おかずに視野が行かない。つけ箸して戻す。鳥小屋のように散らかす。/葉っぱを集め、石ころを集めて、家中に飾る。/イチゴをレンチンする。急須を火にかける。洗剤を飲み込む。/隙を見て抜け出す。徘徊して戻ってこれなくなる。夜中に近所の玄関ドアを叩く。…老化という人の運命。いつかは脳も衰退する。身近に認知症が出た時に、どこまで介護ができるだろうか。記憶や言語能力が衰えても、感情がなくなるわけではない。嘘も方便。相手の世界にあわせてあげる。傷つくことは言わない。尊重することが大切。覚悟しておく。備えておく。2025/03/22
たまきら
40
わあ、こんなにおおらかな認知症エッセイ、はじめてです。シャレにならないエピソードも多いんですが、すっと切り抜ける著者に脱帽です。特に罪のない嘘のつき方は、介護されている人には参考になるんじゃないかなあ。アリセプトは義父も合わなかったのを思い出しました…。2023/02/17
ズー
16
お父さんが脳梗塞で高次性機能機能障害になってしまい、認知症とよく似た症状なので、この本を読んでみた。それぞれ症状に個人差はあるものの、うちのお父さんとはこれまた結構違う症状だし、すごく大変😨淳子さん大丈夫?すごすぎる。祖母と叔母さんは認知症だったけど、ここまでではなかったな。インドアだったからか?優しい嘘を沢山つかなければいけないところは共通しているなぁと思った。なんでこうなっちゃうんだろね。悲しい。でも病気の本人は楽しそうな時もあるのは救いだよね。でもこっちがやられないようにしないようほどよくね。2022/08/24
メチコ
11
漫画。 認知症っていうのは病気の進行度、生活環境、家族の有無などなど、10人いれば10通りの形があると思っておいたほうがいいよね。 認知症介護の苦労や大変さをマイルドに見せるほっこりした絵柄がとてもよかった。 娘さんにとって何よりも救いだったのは怒りっぽい性格だったのが穏やかになったことなんじゃないかな。 サラッと読めるので「もしも親が認知症になったら」と想定した場合の導入書のひとつとしてよいかもしれません。2023/06/20
かなっち
4
仕事柄、非常に身近な「認知症」を扱った漫画と知り、手に取りました。母の死後しばらくして認知症を発症した父と介護を担う娘の、二人三脚の日常エッセイです。終わりの見えない大変な介護を、工夫を重ねて楽しんでる様子に、ホッコリしたりウルっときたりしながら穏やかな気持ちで読むことができました。実際には、ツラさももちろんあるとは思いますが。おまけに、医療ライターによる認知症がよくわかるコラムも収録されていて、「認知症」を知ってもらうには大変素晴らしいシリーズだと実感しました。引き続き、2巻以降も読み進めるつもりです。2024/05/28
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