実践 医療現場の行動経済学―すれ違いの解消法

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実践 医療現場の行動経済学―すれ違いの解消法

  • 著者名:大竹文雄【編著】/平井啓【編著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 東洋経済新報社(2022/04発売)
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  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492315439

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内容説明

「感染症対策で手指消毒してもらうには?」
「市民にもっと健診を受診してもらうには?」
「臓器提供の意思表示をする人を増やすには?」
「看護の現場で内服事故を防ぐには?」
「メンタルヘルスのことで専門医を受診させるには?」

臨床現場・公衆衛生の現場でどのように行動経済学が活用されているのか?
「ナッジ」(より良い選択をするための選択肢や表現方法の工夫)を適切に使うための実践例を多数紹介

医療関係者、患者、企業、自治体関係者絶賛
ロングセラー『医療現場の行動経済学』待望の続編

目次

はじめに
第1部 「行動経済学を使う」とは
第1章 巻頭インタビュー『医療現場の行動経済学』は、臨床医にとって本当に役立つのか?
第2章 行動経済学・ナッジの解説
第3章 インフォームド・コンセントをナッジする!?
第2部 行動経済学を医療の実践にどう使うか
第4章 新型コロナウイルス感染症対策の行動経済学
第5章 感染症対策としての手指消毒
第6章 HPVワクチンを本来の接種状況に戻すためのストラテジーの開発
第7章 選択アーキテクトとナッジを活用する国を挙げての肝臓病対策の秘策
第8章 SMSを用いたナッジによる特定健診受診勧奨
第9章 臓器提供意思表示促進のためのナッジメッセージの開発
第10章 自分のペースで今後の医療・ケアを話し合うための人生会議
第11章 アレルギー性疾患の治療における行動経済学
第12章 非感染性疾患における行動経済学
第13章 内服投与事故のプロセスと解決するためのナッジ
第14章 メンタルヘルスケア受診・受療行動促進のためのナッジ
おわりに
用語一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カエル子

5
医療現場で、人間の認知特性を知り、診療に役立てていこうという動きが活発化していることの証左となる一冊。医療従事者に手指衛生を遵守させるには認知的不協和を理解する必要があると、そこの説明がわかりやすくてシビレた。選択的注意の進化版「非注意性盲目」の研究事例とか直近のセミナーでそのまま紹介できそうで嬉しい。医療現場に限らず、行政の取り組みもたくさん紹介されているのでぜひ多くの人に読んでもらって、みんなで認知科学を勉強して、社会全体で許し合い助け合いながら幸せを目指す枠組みを作りたいですね!2022/09/25

FuSa

4
仕事関連。患者との信頼関係構築やインフォームド・コンセントについて行動経済学的観点から論じた一冊。賛否はわかれそうだけと、こんな考えを持ちながらやってる医師もいるんだなと参考にはなる。2023/12/26

Go Extreme

3
行動経済学を使うとは: 行動経済学・ナッジ ンフォームド・コンセントをナッジする 行動経済学を医療の実践にどう使うか: 新型コロナウイルス感染症対策の行動経済学 感染症対策としての手指消毒 選択アーキテクトとナッジを活用する国を挙げての肝臓病対策の秘策 SMSを用いたナッジによる特定健診受診勧奨 自分のペースで今後の医療・ケアを話し合うための人生会議 アレルギー性疾患の治療における行動経済学 非感染性疾患における行動経済学 内服投与事故のプロセスと解決 メンタルヘルスケア受診・受療行動促進のためのナッジ2022/05/20

かに

1
「医療現場の行動経済学」実践編として、実際に現場でどのように行動経済学を利活用しているかの事例紹介を集めた書籍。理論編を読まずにいきなりこちらを読んだが、興味深く読めた。第1部(巻頭インタビュー「『医療現場の行動経済学』は臨床医にとって本当に役立つのか?」、ナッジの解説、インフォームド・コンセプトをナッジする!?)の導入があるおかげで、医療に行動経済学を適用することの可能性と課題が明確になっている。第2部は幅広い診療科をカバーしているが、第1部があるおかげで書籍全体にまとまりがあり、読みやすかった。2022/07/15

サウナを愛する市川市民

0
ナッジを使って人をより良い選択に導く。2023/12/30

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