内容説明
NHKのEテレで放送され、大反響の続く番組の書籍化。人形のシッチャカとメッチャカのサポートを受けながら、主人公のアイちゃんが「ココロのでんわ」などを使って、落ち着きのないユウくんが、実は光の感じ方が他の子とは違うことを知っていきます。そして、どうしたらいいのかを考えるようになります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
絵本。アイちゃんには悩みがある。隣の席のユウくんがうるさくて授業中イライラしてしまうのだ。寝ていたら夢の中に不思議なぬいぐるみが出てきて相談に乗ってくれた。本人に電話して理由を聞くと、ユウくんは「ひかりの感じ方が人と違っていてとてもつらい」という。理由を知ってアイちゃんは納得したようだが、やはり迷惑は困る。感じ方の違いは誰にでもある。お互いにどうしたらいいのか話し合いと理解が必要。▽児童支援の先生に紹介する本。2021/07/06
mug
48
発達障害について学べる、u&iえほんシリーズ。 「あー、どうしてユウくんっていつもああなんだろう…やだなぁ…。」そんな風に思いながらアイちゃんが眠りにつくと…悩みを抱えた子が迷い込む『ゆめのせかい』に着いてしまった。授業中に鉛筆をコロコロさせたり体操着をバンバン叩き続けるユウくん。どうしてそんなことをするのか、『ココロのでんわ』を使って聞いてみる。するとユウくんの“こまりごと”が判明💡ユウくんの行動は、辛さから気を紛らわせるためだったんだね。理由がわかってからのアイちゃんの気持ちに、心が温かくなる。2022/01/10
遠い日
9
個人の特性。自分とは違う他人の行動に、気持ちが乱され、授業に集中できない。どうしてそういうことをするの?と、直接聞くことができればいいけれど、相手の受け取り方が心配で、聞くことも叶わない。つくづく、コミュニケーションのとり方は難しいと思います。ひとりひとりの感じ方が違うということ、細かく知ることができれば、要らぬ誤解もなくなるはず。聞く方も聞かれる方も、誠実な態度が求められると思います。2020/04/13
river1031
1
よい本だと思う。発達障害に過敏がある子は多いけど、そこは分けて考えないといけない気もする。ただ、過敏を持っている子についてはその状況が普通のことでもあって、みんなはそう感じてないということに気づくことも難しいと思う。健常者が「なぜ?問題行動を起こす」と感じると同時に反対側は「このような状況をなぜ平気でいられるのか?」と思うということ。見えてる世界が違う中の配慮は本当難しい。いろいろな人を理解するしかないんだろうな。周りが何してようが気にせず集中できる子もいるし。自分の辛いは先生へ伝えていい環境が必要。2022/11/21
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