朝日文庫<br> 仮面をとった浦島太郎 ~その正体をめぐる四七八年のミステリー~

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朝日文庫
仮面をとった浦島太郎 ~その正体をめぐる四七八年のミステリー~

  • 著者名:髙橋大輔【著者】
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • 朝日新聞出版(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022620637

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内容説明

浦島太郎のモデルとなった実在の人物とは誰か。その謎に探検家の著者が挑んだ歴史ミステリー。親本発売以降も調査を続け、さらにわかった「浦嶋子」の正体、そして大和政権以前に繁栄を極めた幻の王国の歴史にも迫る、浦島伝説の完結編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Nao Funasoko

17
著者の作品を手にするのは『漂流の島』『剱岳 線の記』に続き3作目。感想的には過去に読んだもの同様なのだが、何故か手に取ってしまうのはテーマの選び方が上手いせいなのかな。 戌亥の歌を韓国語で解読していくところは「ほぉ~」と唸った。本当かどうかわかんないけど。WW2022/07/21

スプリント

11
浦島太郎のモデルとなったと考えられている浦島子の足跡を辿る。 韓国や中国まで足を伸ばし竜宮城に秘められた謎を追う。 古の丹後王国について知識を得た。2022/05/14

てぃと

9
浦島太郎の正体について、長い年月をかけて実によく調べられています。これだけ徹底的にウラを取っていれば、本書の結論にも納得できます。時空を超えたロマンですね~、これは!私にとっても楽しい大きな発見となりました。2024/12/17

makoto018

9
「歴史は勝者が作り、伝説は敗者が作るー。」浦島太郎伝説の七つの謎を冒険家が解く。①昔々はいつ②ある所はどこ③カメの意味④訪れた楽園はどこ⑤玉手箱で老人の理由⑥なぜ二系統の伝統が⑦浦嶋子は何者。文献や現地調査で分かったのは、丹後地域の風土記が日本書紀に収録され、万葉集で物語化したものを、武家社会や仏教思想で御伽草子として整理されたものが、明治期の日本昔噺で現在の形になったというもの。そして、最後の謎・浦嶋子を追うことで、大和政権に降った丹後王国、その海洋貿易で栄えた姿が浮かび上がる。著者と時空を巡る冒険の書2023/11/19

ダイアナ

7
何気なく図書館で手に取って面白そうくらいの気持ちで借りてきたけど…結果大満足な1冊。昔々、浦島は助けた亀に連れられて〜とあるが、「昔々」とはいつで、「どこ」に連れられて行ったのか…亀が出てくる意味、老人になるのは何故か。モデルとなった「浦嶋子」は何者なのか…。日本のみならず中国にまで足を伸ばし、謎を一つずつ追っていく過程が凄く面白い。おとぎ話だ、昔話だ、ではなくそこに秘められた歴史を知れることがほんとに楽しかったので今後もこういう本に出会ったら積極的に読んでいこうと思う。2024/02/28

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