内容説明
ナチス・ドイツにより110万人以上の人びとが殺されたアウシュヴィッツ強制収容所.その跡地に建つミュージアムは,1947年の創立から現在に至るまで一貫してホロコーストの歴史を伝達してきた.唯一の日本語公認ガイドである著者が,日々の活動や見学者たちとの対話を通して,今の時代に歴史を伝達することの意味を考える.
目次
プロローグ┴I アウシュヴィッツ・ミュージアムの道のり┴アウシュヴィッツ強制収容所からミュージアムへ/体験者からの伝達/東西冷戦のなかで/東欧の自由・民主化を経て/記憶の風化とその対策/ローマ法王訪問と欧州連合の拡大┴II ガイドとしてホロコーストと向き合う┴戦争を知らない世代からの伝達/歴史学習のための戦争遺産/フィールドワークのための戦争遺産/日本人の見学者たち/ひめゆり学徒の方々との出会い/私とポーランドとの出会い/日本人からの伝達┴エピローグ┴1 「個人」と「社会」のあいだ┴「関係性の個人化」が起きている/届かない社会要因論/「関係的な生きづらさ」┴2 不登校からみる「関係的な生きづらさ」┴「理由なく学校に行かない子ども」が問いかけるもの/長期欠席出現率の変化/むしろ「過剰」な社会性┴3 なぜ「私たち」は「彼ら」を聞けないのか┴「社会のせい」と「自己責任」のあいだ/「生きづらさ」をめぐる六つの語り/「関係的な生きづらさ」を理解する立場の不在/「自己選択・自己責任」という神話┴4 「わたし」のポジションから考える┴生きづらいのは誰か/「関係」で考えるメリット・デメリット/「選べない出会い」/「わたし」の話(「むずかしい子ども」/不登校のころ/不登校の「研究」へ/新米の「教師」「母親」として)┴引用・参考文献
感想・レビュー
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nico
Nobuko Hashimoto
ののまる
やん
圓子
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