内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
先生役に路上観察的視点をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手兼ツッコミ役に気鋭の画家・山口晃氏。その二人が、「集中講義」の名のもとに日本各地の名建築を見学し、発見や建築の魅力を語り合います。建築の魅力はもちろん、見学のさなかの珍道中や二人の愉快な妄想など、山口画伯のエッセイ漫画と対談とでたっぷり伝えます。時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、教養と雑談を交じえつつ繰り広げられる二人の掛け合いはまさに「爆笑講義」。寺社、茶室、城、住宅...知っているようで知らない日本の伝統建築の魅力を、二人の独特の視点から再発見!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイランド
90
画伯山口氏をも凌駕する藤森センセーの奔放さ!建物だけでなくそこの空気まで感じる楽しい講義。こんな講義なら眠くならないだろう。行ったところはこんな見方もあったのかと驚かされ、行かない場所は是非訪れてたくなる。とはいえ本書に載っている場所の半分も観ていない事に気づかされ、死ぬまでに全部行く事が出来るのだろうかと、思わず残りの人生を指折り数えてしまう。投入堂等は、足が丈夫なうちじゃないと訪れるのも無理だろうしなあ。火野正平さんか「旅屋おかえり」に頼むしかないのかなあ。そんなことを考えつつも二倍お得な本でした。2018/07/12
コットン
78
二人の脱力系とも言える絡みと視点の違いが興味深い。三渓園は古建築のテーマパークというだけあって「聴秋閣」の屋形船建築なんか面白そう。また京都の島原にある揚屋建築の「角屋」も行ってみたい。日本建築は地味なようでいながらこれを読んでいると興味が湧く。山口画伯の画も味があった。2013/12/30
かっぱ
42
建築家(建築評論家)と画家が、飛鳥時代から昭和時代までの13の建築物を訪れて、あれこれ対談するという内容。藤森先生の「我が道をゆく」という一貫した姿勢と、山口さんのゆるさ加減が、いいコンビネーションを生んでいます。二人のお話から絵画や屋内の装飾も建築の一部であることがよくわかりました。圧倒的に関西の建物が多く紹介されていたのも、行きたくなる気持ちがそそられて、よかったです。2013/10/30
Tadashi_N
35
西洋建築は教会から、日本建築は寺社と民家から成り立つ。待庵は計算された不調和。2018/09/27
sofia
31
私の好きな藤森先生と山口画伯のかけあいがおもしろかった。あとがきにもあったが、赤瀬川氏もおもしろかったが、山口画伯もいい。行ってみたいところ多数あり。2015/05/05
-
- 電子書籍
- 異世界チート魔術師【分冊版】 120 …
-
- 電子書籍
- 尼僧院から来た花嫁 2巻【分冊】 3巻…
-
- 電子書籍
- アドラーおばあちゃん ディスカヴァーe…
-
- 電子書籍
- 至上の愛【分冊】 12巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- ホリデイラブ ~夫婦間恋愛~【分冊版】…