内容説明
人気コミックのドラマ原作小説が講談社文庫版で堪能できる!
高校の元クラスメイトが住む雲場村(くもばむら)を訪れた
金田一一(きんだいち・はじめ)と美雪(みゆき)。
その村では雷を崇める夏祭りが催されるという。
雷鳴の轟音が祭りの始まりを告げたのち、友人の屋敷で
”空蝉”(うつせみ)――蝉の抜け殻に覆われた死体が発見される。
この空蝉は、雷に捧げられた呪わしき供物なのか。
陽炎の中から現れた美少女の悲しき秘密とは--。
ハジメは事件現場から消えた足跡のからくりを見破れるのか。
表題作のほか短編「共犯者X」と「迷い込んできた悪魔(デモン)」の2編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
20
続けてシリーズ読破。中編一つと短編二つの作品。どちらも犯人当て成功!表題作である雷祭のトリックは盲点だった。相変わらず事件の背景が辛すぎる…残らせた人の気持ちを考えさせられるよなぁ。 短編二つはさくさくと金田一が解決。やはりテンポよく人間の心理を読んでいるのが魅力的。久しぶりにアニメを見たくなった。2022/09/11
備忘録
17
こちらは読んだことは無かった模様 かなり限定的でトリッキーなトリックではあるけど舞台設定に併せてしっかり考えたのだと思う とはいえ、犯人当てをやったあとにさらに深い真相が出てくるのは この場合どこまでを推理した人が正解になるのだろう そこを除いて普通に読む分には金田一少年シリーズらしい良作 表題作以外に短編2作は、いわゆる◯分ミステリみたいな謎解きゲームを金田一少年設定でやるような感じ 気軽で良い2025/05/22
寝落ち6段
14
中学生時代にめちゃくちゃ読んだ金田一少年の短編ノベライズの新装の一冊。比較的ライトで、しっかりと矛盾点を見つけることができれば、読者も真相に辿り着くことができる。特に印象にに残るのは表題の『雷祭殺人事件』。田舎特有の奇祭や風土をベースに、異様な殺人事件が起こる。すごく情緒的な雰囲気に、泥沼の人間関係が垣間見える。久しぶりに読んだけれど、忘れている個所も多く、楽しめた。2023/01/24
マッちゃま
11
積本消化♪ 漫画の方は最新作は積んだままですが概ね既読。ドラマも楽しだクチのファンです。キャラも立っておりますので実に読みやすい作品。中編の表題作に短編2つの3作品のミステリ。短編は2本共に「読者への挑戦状」付き。僕はほとんど推理ではなく この人が犯人だと意外性がある みたいなヤらしいマニアな直感型帰結方で犯人を当ててしまいましたが、あいも変わらず証拠不充分で犯人に逃げられてしまうタイプの迷探偵でした(苦笑)本書も漫画されてたのかな?正直覚えていないのでフーダニットなミステリとしても充分に楽しめましたよ。2024/01/23
くろねこ
10
前回読んだ金田一と動機がほぼ同じ感じで、被害者が過去に犯した罪が罪なだけに続くとなんだかちょっとげんなりしてしまった…。 そして被害者への同情心は一切わかない。 出だしはいい感じにわくわくしたんだけど、ラストでまたそれかいってなってガッカリしたので暫く金田一はいいかな。。2022/10/18
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