内容説明
「わたぶんぶん」は、沖縄の言葉で「おなかいっぱい」。
沖縄生まれの両親を通して親しんでいた沖縄の食べ物。ソーミンプットゥルー、ぽうぽう、ビーフン、うからいりちー、みぬだる、すば。それから、それから・・・。懐かしい思い出とともに美味しく食べて、おなかいっぱい。
じーまみ豆腐、らふてぇ、アーサ汁、ぐるくん、マンゴー、あの時、そして今、おいしいものを一緒に食べた人たち、食べものを通して繋がっている人たちのことを思い出して、胸もいっぱい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
29
読んでいて幸せになれるような、沖縄料理のエッセイ。著書の叔父が著した「料理沖縄物語」は優れた作品だったが、こちらはもう少し軽く、そして日常にさりげなく沖縄料理が寄り添うようなテイストで、どちらの作品も文庫化したことだし、もっと広まってほしいところ。2022/07/22
Nao Funasoko
25
沖縄本島こそほとんど経験ないが、宮古島へは30代から40代半ばまで何度となく通ってた。島で出会い親しくなった友人やらその家族やらと共に食べ飲み語らった時の愉しさと記憶の中の美味しい味を思い出させてくれた。 今はもうすっかりご無沙汰しちゃっているが、いつかまた皆とおとーりを回したいな。 2022/08/18
みなみ
21
「わたぶんぶん」という言葉を初めて知ったけれど、沖縄の言葉でお腹いっぱいという意味らしい。沖縄の美味しそうな料理が思い出と共に語られるエッセイだが、登場する人達も穏やかそうな人が多くて、おおらかな人が多そうなイメージどおりだった。沖縄そばやじーまみ豆腐、らふてぇ、みぬだる、ソーミンチャンプルーなどなど、沖縄料理が食べたくなりつつ読了。2024/09/24
柚木あんづ🍉
19
再読だけど沖縄料理めちゃくちゃ美味しそうだったし、「壺屋」の店主・大嶺ヨシ子さん、食堂「清ちゃん」の清子さんと、そこでいかすみ汁を食べ真っ黒い口もとで楽しそうに食事をしているおばちゃんたち、母方の祖父の三番目の妻だった登美おばさま、『料理沖縄物語』の著者でもある古波蔵保好さん、与那原さんの親友でカメラマンの矢幡英文さんなどなど、たくさん笑い、闘ってきた大人たちのエピソードに何度も泣いてしまった。おなかいっぱい食べることを続けるぞ!今回読み直してみて、石垣島でのパイン生産の歴史について調べたくなりました。2025/08/18
柚木あんづ🍉
14
『料理沖縄物語 』(古波蔵保好、講談社)のアンサーソングとして書かれた一冊。両親が沖縄出身、自身は東京生まれの著者が、沖縄本島、八重山、奄美、南米ボリビアの移民村コロニア・オキナワを巡り、自分の沖縄を深めていく。ソーミンプットゥルーやうからいりちーなど沖縄料理にただおなかが鳴るだけでなく、いろんなことの繋がりがみえてくる一冊だった。沖縄料理屋「壺屋」店主ヨシ子さんの話が好きで、てぃんだぁ(手からにじみでる愛情の油)この手にもあったらいいなと何度も自分の手を見たり。食べっぷり呑みっぷりがとにかく良かった。2024/06/28




