電撃文庫<br> 僕らは英雄になれるのだろうか

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電撃文庫
僕らは英雄になれるのだろうか

  • 著者名:鏡銀鉢【著者】/motto【イラスト】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2022/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049143423

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内容説明

人類を護る盾であり、特異な能力の使用を国家から許可されているシーカー。
 その養成学校への入学を懸けて、草薙大和は幼なじみの天才少女、御雷蕾愛との入学試験決勝戦に臨んでいた。しかし結果は敗北。試験は不合格となってしまう。

 そんな大和の前に、かつて大和の命を救ってくれたシーカーの息子、浮雲真白が現れる。傷心の大和に、大事なのは才能でも努力でもなく、熱意と環境であり、やる気だけ持って学園に来ないかと誘ってくれたのだった。念願叶って入学を果たした大和だが、真白のクラスは変人ばかり集められ、大和を入学させたのにも、何か目的があるのではと疑われ──。

 ニワトリが飛べないのは才能でも努力でもなく環境のせいだ! 無能な少年と師匠の出会いが、一人の英雄を誕生させる──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
人類を護る盾であるシーカー。ずっと夢だった養成学校への入学試験に落ちてしまった草薙大和が、かつて命を救ってくれたシーカーの息子・浮雲真白に誘われる学園ファンタジー。大和に可能性を見出した真白のクラスは変人ばかり集められていて、けれど彼らにはポテンシャルの高さと努力し続けるそれぞれの理由があって、仲間たちと切磋琢磨して成長してゆく中でも、一人だけなかなか変われない幼馴染の天才少女・蕾愛には苦笑いでしたけど、突然の強敵の出現に窮地に陥っても、震える心を叱咤して最後まで諦めない熱い展開はなかなか良かったですね。2022/04/08

しぇん

20
皆で協力して成り上がっていく試みは熱くてよいですが、皆が主人公級は中々難しそうですね。熱い展開なんですが、少しとっちらかってしまった印象も。皆濃いキャラだと大変ですが上手くまとめられますかね2022/04/09

まっさん

19
★☆ 作者買いした作品でしたが、今作はそこまで私には合わなかったですね。 物語は宇宙から飛来する人喰いの化け物・アポリアと戦う能力者・シーカーを養成する学院機関で、落ちこぼれと評される少年少女達が弛まぬ努力で英雄への道を歩むというものでした。世界観はかなり好み、特に人類と敵対しているアポリアが地球の偉人の能力をコピーするという設定はかなり良かったと思いますし、終盤に繰り広げられる展開においてもそうした設定がフルに活かされているように感じました。 ただ、折角そういった好みの設定が用意されていながらも今→2022/04/25

真白優樹

10
異界から来る化物に異能を用いる人間が戦う世界で、単一の力しか持たぬ少年が曲者な仲間達と出会い始まる物語。―――繋げ絆、思いを繋いで拳をその先へ。 誰もが主人公、そう示すかのように全員キャラが濃い物語であり、物語の王道三原則に則った舞台の中で熱い物語が展開される、真っ直ぐに面白く一周回って最新と言えるかもしれぬ物語である。始まったばかりの彼等の生活。果たして誰もが主人公なこの学園生活は何処へ進むのか。そして彼等は、誰もが英雄になれるのだろうか。この先も是非読みたい次第である。 次巻も勿論楽しみである。2022/04/13

みやしん

9
鶏は飛べる。主人公を据えたうえで「主人公」を彩る属性を周囲のキャラに散らせた逆算的構造に感心した。かように能力バトルをベースにした挫折と再起の青春群像物語。ヒーローだけに特別なドラマがあるわけではないのだが、全員を主役級にしたが故に方向性には迷いが見られた。数ページで戦闘力インフレが起きたのと、本来の敵とのバトルが全体的にグダったのも勿体なかった。2022/05/09

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