内容説明
「……おなか……すいた」あるお城の片隅で小さな子供が衰弱死しかかっていた。飢えて渇いて死ぬ間際、薄れゆく意識の中で眼を覚ましたのは元日本人の相模千尋。……死んでたまるかっ!!彼女は生きるためにひた走る。浮浪児として料理人に拾われたり、蜂蜜を求めて森に突撃したり、病気になってうどんを求めたり。たくさんの愛情を受けて猪突猛進にお城を走り回る彼女に、ついた渾名が小人さん。彼女に染まるフロンティアは、優しい人々の幸せが約束された国でした――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
18
表紙が可愛くて購入。流行りの異世界転生もの。幼児が主人公なため、ほのぼのストーリー。理不尽なご都合主義が今のところないため、安心して読める。王族設定のため、近隣諸国の政治的絡みもあって個人的には良作。国の歴史や魔法の成り立ちも結構凝ってそうで今後の展開に期待！2022/06/15
サンゴ
17
精神は多少身体年齢に引っ張られているのかしら2025/06/07
ホシナーたかはし
17
やさしい物語。特にドラゴが良い！声は絶対、故 郷里大輔さん！実の両親である国王・王妃が、チィヒーロが自分らの子供であり国への貢献度・利益があると貴族特有の思考を、彼女たちにへこまされても持ち続けているところが現実的。王族へのザマァである「たまになら良いけど、しょっちゅう来るな寄るな干渉するな」が、近くにいるのに会えない状況、よ～く考えると死罪や追放より厳しい。2022/04/16
しましまこ
14
ほんわかだけじやなかった。2022/06/06
おかめいんこ
8
2歳児の色んな活躍にありえないんだけどサクサク読み進む作品だった。2022/04/09
