内容説明
感情は人間考察の主題である。パスカルの時代から現在までの様々な理論を整理し直し,生物学的基盤と機能を明らかにし,さらに進化/認知/発達/言語/病理/健康という切り口から感情を読み解く。感情心理学の全体像をわかりやすくコンパクトにまとめた入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
23
心理学の分野の中で感情心理学は日常生活の感覚に近く一番「心理学らしい」心理学かもしれない。感情を脳のハードから病理・健康までの実践まで幅広く、それでいて浅くなく捉えている。教科書っぽいけど読んでいておもしろい。さすが安定の有斐閣アルマ。2022/06/12
なこ
8
感情心理学について広く説明してある本。例を交えながらの説明が分かりやすかった。 本に書いてあったとおり、問題や研究対象となっているのはネガティブな感情ばかりで、ポジティブな感情については焦点があまりいってない。ポジティブのもつ側面や高め方を今後知ることができれば、日常生活や援助にも役立てられそうな気がする。2023/04/28
アンナ
6
わかりやすく感情・情動、脳のつくりについて詳しく書いてある。印象深ったのは愛されたい欲求について愛されたい欲求の活性化に学習は必要ではなくアタッチメント(愛着。霊長類、鳥類が特定の成体に対して形成する愛情的結びつき)が必要かつ十分な条件。人間は生まれたときから愛されたい生き物なんだなと思った。この欲求の活性化に学習は必要ないというのが厄介…学習によって得たものであれば消去できるのに…しかも対象は人間。愛されたい欲求が大なり小なりある人間同士ってのが難易度高すぎじゃないかと2016/08/06
mkt
5
感情:自分自身を含めてあらゆる対象について、それが良いものか悪いものかを評価したときに人間に生じる状態の総体/情動二要因説:刺激→生理的覚醒→原因が明らかなら自己帰属によるラベルづけ、原因が明らかでない場合は原因を探索して認知的過程を経て自己帰属によるラベルづけをする→情動経験/感情は認知に先立つ/刺激→視床高次は感覚皮質から扁桃体、提示は直接扁桃体へ→視床下部·ちゅうのつ中脳→身体/身体からの情報はいくつかの能の部位を通って右前部島にまとめられる/ 20220512読了 267P 39分 2022/05/12
波 環
5
コンパクトな概説書 2021/10/17
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