「失敗の本質」を超えて―安全保障を現場から考える

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「失敗の本質」を超えて―安全保障を現場から考える

  • 野中 郁次郎【編著】
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296121632
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

●戦後80年の過剰適応から脱却せよ。必要なのはタブーなき自己変革だ

日本軍の失敗の本質は、日清・日露戦争の成功体験への過剰適応にあった。安全保障の本質を直視せず経済的繁栄を追求してきた日本において、防衛を担ってきた自衛隊も同じ轍を踏んでいるのではないか。自衛隊は、内外の環境変化のなかで、どのような課題に直面し、いかなるイノベーションを達成しようとしたのか、どんな苦悩を味わったのか――。

本書は、国防の現場の実践者の視点から、軍事組織のあり方を根本から再検討した研究プロジェクトの集大成。安全保障が軍事だけの問題ではなくなってきた時代、その本質を明らかにする。

内容説明

必要なのはタブーなき自己変革。日本軍の失敗の本質は、日清・日露戦争の成功体験への過剰適応にあった。安全保障の本質を直視せず経済的繁栄を追求してきた日本において、防衛を担ってきた自衛隊も同じ轍を踏んでいるのではないか。自衛隊は、内外の環境変化のなかで、どのような課題に直面し、いかなるイノベーションを達成しようとしたのか、どんな苦悩を味わったのか―。本書は、国防の現場の実践者の視点から、軍事組織のあり方を根本から再検討した研究プロジェクトの集大成。安全保障が軍事だけの問題ではなくなってきた時代、その本質を明らかにする。

目次

序章 乖離から融合へ 社会と自衛隊
第1章 分化と統合 自衛隊の次元と領域の拡大
第2章 魂と共感 日本社会によってつくられた自衛隊
第3章 実践知の蓄積 自衛隊任務の変遷
第4章 武士道と戦略文化 イラク派遣現場での発見
第5章 失敗が許されない世界 自衛隊における研究開発
終章 タブーなき自己変革 日本的安全保障を築く

著者等紹介

野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1935年生まれ。東京都出身。一橋大学名誉教授、日本学士院会員。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。知識創造理論の世界的権威(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ohe Hiroyuki

4
先日逝去された野中郁次郎氏が編集された一冊。同氏が中心となって執筆された『失敗の本質』をベースに、共著者の戸部良一氏や、野中氏が防衛大学校で奉職されていた際に、その教え子であった元自衛官などが合作して執筆されている。▼「現場から考える」とあるとおり、執筆者自身が経験したり、考えたことがベースに書かれている。本書を読むと、執筆者の経験や考え方がよく分かる。現代の自衛隊を理解するにも資するであろう。▼これから益々国際情勢が混迷を深めていくなか、本書を一読しておくことは損ではないだろう。2025/02/06

トビケ

1
有名な『失敗の本質』では、日本軍の組織特性として情緒的判断が理性的判断を上回り、「科学的思考」が軽視されていたと指摘していたが、戦後は旧日本軍の失敗体験への過剰適応によって、「科学的思考」を偏重し、過剰分析、過剰計画、過剰規則の三大精神病にかかっていると言う。このナラティブは一見もっともらしいが、現実とは異なるという印象を持った。結局、目的を見失い、現実を見ず、科学的思考をしていない、というのが実態ではないか。書かれていることは参考になるが、最後の解釈は適当に読み飛ばして良いと思う。2025/04/20

k_jizo

1
★★★たった1度だけ授業を受けた故野中郁次郎先生とお弟子さんの著作。失敗の本質は太平洋戦争の日本軍を分析、企業活動への応用を記したが、本著作は自衛隊の発足からの歴史をふりかえり、日本人が「戦争・軍事」を忌避する流れを説明し、今後の安全保障について問題提起している。トランプのタダ乗り論、中台の緊張などもはや安全保障は他人事ではない時代 いい時期に頭の整理ができた。2025/04/05

タカバル

1
先の大戦を経て日本は「戦争・軍事」を極端に忌避するようになった。権限を持つ武力組織であるに関わらず、災害や支援活動の側面に期待し自衛隊の抱える憲法上の矛盾への議論は低調なままである。平和が故に、自衛官は軍人としてのアイデンティティの形成が難しく、現状維持かつ事勿れ主義の平時型が多くなるのも無理はない。超限戦の時代、部隊偏重・反知性的な風潮を改めあらゆる分野のプロを養成しイニシアチブを解放する姿勢が必要である。2025/02/02

Go Extreme

1
存在意義: 民主主義国家における軍隊 国民との価値観の違い 利他的精神の重要性 自衛隊への理解の変化: 戦後の平和主義と自衛隊の位置付けー軍事は悪・自衛隊は特異な存在 国民の理解を求める活動 国際貢献活動の増加 自衛隊と社会の「融合」: 非軍事的脅威の増加→軍事と非軍事の融合 国民の消極的な姿勢の変革 自衛隊の自己改革 組織文化: 有事型と平時型の二分化 失敗を恐れる文化ーイノベーションが起こりにくい状況 サラリーマン化ー職業選択に安定を求める傾向 任務の変遷: 国防任務ー主たる任務は国防 南西防衛の強化2025/01/30

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