有斐閣アルマ 流れを読む心理学史（補訂版）［固定版面］

著者名：サトウタツヤ【共著】/高砂美樹【共著】

有斐閣（2022/04発売）

• ISBN：9784641221826

内容説明

心理学の歴史をコンパクトにまとめた定番書に，2000年以降の動向を加筆した補訂版。心理学の概念や理論の歴史的な流れをとらえる。学説の紹介だけでなく，それを生んだ社会的背景や人物の交流などの解説も充実。公認心理師養成カリキュラム「心理学概論」に対応。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[しょうゆ]

ヴントの前時代から、現代まで心理学者と心理学が歩んだ道のりを、詳細にわかりやすく解説してくれる一冊。最後は日本の心理学もまとめられており、また巻末の人物索引も便利。とてもよかった。手元にあると助かる一冊

2024/12/02

[Yoshi]

思想は、そのときの時代背景を無視しては、なぜ、そのような思想が生まれたのか理解することはできない。 心理学は、生理学にインスパイアされて生まれたようだが、その前提として、人の知覚や直感が信頼できないということが明らかになったという背景があるようだ。たとえば、天文学のデータが観測者によって変わってしまうことがわかり、反応速度の研究が行われるようになったらしい。 そして、そういった時代背景で創られた思想は、師弟関係を通して伝わっていくようだ。この本には、師弟関係が詳細に記載されている。

2023/08/29

[新橋九段]

この手の話をきちんと勉強することがあまりないので役に立った。流れで学ぶと心理学の発展もわかりやすい。

2023/03/06