内容説明
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俳句には、二つの楽しみ方があります。一つは、作る楽しみ。もう一つは読み解く楽しみです。俳句を作るのは難しそうと思っている皆さんが、まずは読み解く楽しみを手に入れ、俳句の扉を開いてくださることを願ってやみません。(本書「はじめに」より)
松尾芭蕉や小林一茶といった江戸期の名俳人から最年少は3歳である市井の俳人の句を一つずつ夏井センセイと読み解く鑑賞文集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エピファネイア
82
プレパトでお馴染みの夏井いつき先生。俳句甲子園の創設にも携われており、俳句に興味を持つ方のすそ野を広げるという意味では当代随一の方だろう。そんな夏井先生の著書。季節ごとに夏井先生が選んだ俳句に解説を加えてくれている。選ばれた俳句も芭蕉、虚子、子規から3歳の子どもさんの句までさまざま。俳句を読み解く楽しみを身につけたいなと思わせてくれる。「めいげつやダイオウイカのめはおおきい」3歳のたくみ君の作品。殺風景なマンションで風邪で臥せっていた身としてはまさに尾崎放哉の自由律俳句「せきをしてもひとり」の心境だった。2023/06/05
とよぽん
55
言葉の芸術、を夏井先生の鑑賞文によって楽しく味わうことができた。いつもの楽しい語り口ではなく、今回は鋭い眼光を随所に感じた。立体的なイラストが季節感たっぷりで素晴らしかった。額に入れて飾りたいほど素敵。季節が移るごとに読みたい本である。2022/06/19
momogaga
49
夏井さんの俳句の読み解き方は、私に合っていました。この本のお陰で、篠原鳳作さんの句に親しむことが出来ました。2023/05/15
ムーミン
29
味わうにもセンスが必要なんだなあ。2023/09/03
喪中の雨巫女。
12
《私-図書館》夏井先生セレクトの季節毎の名作俳句と解説なかなか面白かった。2023/02/13