神仏と中世人 - 宗教をめぐるホンネとタテマエ

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神仏と中世人 - 宗教をめぐるホンネとタテマエ

  • 著者名:衣川仁
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 吉川弘文館(2022/03発売)
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  • ISBN:9784642058919

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内容説明

中世人は富や健康、呪咀の願望成就を求め、寺社は期待に応えて祈りを提供した。人々は神仏にいかに依存し、どう利用したか。社会に広がる祈りにまつわる情報網、僧侶による宗教暴力の正当化、民衆支配のための政治と宗教の連動などを探り、祈り観にみる世俗と宗教界のズレや、人々と神仏の関係を解明。現代の「無宗教」を考える手掛りを提示する。

目次

現世利益を願う―プロローグ/中世人の祈り(「富と寿」のために〈無病息災の祈り/病気になったら祈る/僧侶に頼むか、自分で祈るか/○○が叶ったら…/神仏への奉仕が大切/富を求める祈り/出世を願う/豊作の祈りは富の祈り/農業の敵を祈りで退治〉以下細目略/彗星を消す祈り/祈りのデータベース)/中世人と神仏のパワーバランス(恐るべき神仏/形式的に神仏の罰を恐れる/生活と宗教の衝突)/正当性を得るために(万人のために祈る/遠い祈り、近い祈り)/祈りとは何か―エピローグ