内容説明
「涙がとまらない」と韓国中で話題となり、5か国で累計40万部突破したベストセラー小説。親友を亡くした少女が、遺作の日記を手にしたことで始まる喪失と再生の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽのぽの
52
韓国の小説を読んでみたいと思っていた。まずは軽いところから…とティーンズ向けの作品を物色中に本作を見つけた。ショッキングなタイトルにドキッとした。中学生の男女の友情物語。タイトルの衝撃からは肩透かしと思えるほど、平凡な少年少女の話だった。涙が止まらないどころか1粒も出ず。人気ボーイズグループの曲がこの物語からインスピレーションを受けたのでは…という噂で発行部数を伸ばしたらしい。まんまと帯の文句に釣られた。😅2025/05/29
星落秋風五丈原
18
バイク事故で亡くなった男子生徒が日記を残していた。彼の思いに気づきながら喪失を受け入れていく少女。ジュブナイル。2022/04/20
𝕄.𝕤𝕠𝕣𝕒
15
泣きはしなかったけど、心に響いた。意外と昔の作品でびっくりした。古くささを感じないところがすごいな。2022/07/03
すみっちょ
10
ジェジュンがソヒを思い続けていたと知り、裏切られたように感じたユミの気持ちは何となくわかりました。ソヒの魅力が私には今一つ伝わってこなかったけれど、彼にとっては最高の女性で、常に行動基準はソヒだったのですね。片想いでそこまで愛せるものなのか?愛してるという錯覚では?ユミもジェジュンの家族も彼に言いたいことはたくさんあると思うけど、それは一生叶わない。ジェジュンはそこには気付かなかったのか?自分の気持ちだけで精一杯だったのかな…訳者あとがきで本書が何年も前に書かれた作品と知り驚きました。全然古くないです。2022/10/15
Keiko
7
不可解なタイトル…それは生前ジェジュンが書いていた日記帳に書かれた言葉でした。16歳という若さでこの世を去った彼が、残した日記帳を彼の母から一番の友達だったユミに託される。彼女がそれを読むまでの葛藤、読んでいる中での心情変化、読了後の心情が機微に描かれている。生があれば、死も平等にいつか訪れる。それが、早すぎるか、普通か、遅いかの時間軸だけが、不平等である。こう思うと、今という大切な時間を大切にしたいと、青春期の若者の物語であるが、大人の私も思わされました。2023/04/15




