内容説明
[なぜ心の静寂が大切か?]
古代インドのスートラは、現存する最古のスピリチュアルな教えですが、本書は、その現代版リバイバルとみなしていただいていいでしょう。
スートラは、観念的な装飾を最小限に抑え、格言のスタイルをとった、パワフルな真実の書です。
また、ヴェーダとウパニシャドも、ブッダの言葉が、スートラの形で記された、古代の神聖な教えです。
聖書中に見られるイエスのたと譬え話や言葉もしかり。それらも、古代中国の叡智の結晶である道徳経の深遠な教えと同様、スートラと教えを兼ね備えています。
スートラの利点はなんといってもその簡潔さにあります。
それは、必要最低限しか思考を要しません。スートラの場合、「そこに書かれていること」よりも、「そこに書かれていないこと」つまりは、それが指し示すもののほうが、はるかに重要なのです。
本書は、読了後本棚にしまってしまわずに、ぜひ折にふれてひもといてください。
この本を生きてください。
なによりも大切なことは、本を休ませてください。
言い換えるなら、読んでいる時間よりも、それをあたためること、いわば「熟成」させることに時間をかけるのです。
前二作とは、作風もアプローチも違うが、心に染み入る教えの深さと静謐さが、感動を呼ぶ作品。
話題になること必然!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
65
皆さんが仰るように、とても読みやすい というか 認識しやすい。 私たちの本質は意識であり、私たちが現実と捉えているのは、思考が作り上げた偽物の世界。その思考も過去の経験により人それぞれ。終始伝えているのは「今ここ」「今この瞬間」にいること。 『人生を放っておきましょう。逆らわず、そのままにしておくのです』そうする事に強い抵抗、不安を覚えるとしたら、それに等しいだけの執着があると言う事なのだろう。自分自身のこだわりや常識を客観視すると、一瞬嫌悪感で一杯になる……それもそのままに2018/10/21
U
26
ニューアースより分かり易い、という書評を見て。確かに、内容が凝縮されていて読み易かった。キーワードは『今』一気に読みましたが、手元に置いて繰り返し読みたいです。2018/01/30
出世八五郎
25
初版2006年。著者の作品は2冊目だが八畳間で読者に語りかける印象。内容大差なく、違いは本覚思想と似たことを語る。自然植物を思考や解釈なしで眺め続けることで、一体感や繋がりを感じることが重要と説く。死の対義語は生ではなく誕生。死は分解され新たに還元される。生は命そのもので正体は意識。正体これが永遠で宇宙や銀河と一体化してると説く。拷問具十字架の意味を著者は述べる。苦痛現象などを無条件で受入れ諦めることでエゴは消滅する。これが十字架の本当の意味でキリストのメッセージ!だと、恐らく独自解釈だろうが優れてる。 2016/06/01
新地学@児童書病発動中
14
これは素晴らしい本。どうして自分はこんな不幸な目に会うのかという問いをやめたときに、心に平穏が訪れると著者のエックハルトは説く。難しいけど試してみる価値はあると思う。苦しいときに、頭の中で「これはいやだ」「これは耐えられない」と起こったことにレッテルを貼るのをやめること。起こることをありのままに受け止めること。最後の章で説かれていることも強く印象に残った。まったく新しい生き方を示してくれる名著。お勧めです。2011/01/23
ulrichi
11
以前ウツウツとして、ひきこもりつつある時に、本屋さんで手に取りそのまま本屋のカフェで読み切った本です。 心、思考のおしゃべりが、一斉に止んだのを今でも覚えています。 今、ここに在る事を、静寂を感じさせてくれる本です。2013/05/17
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