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内容説明
酒とジャズが薫る大人の映画評論!
1.過去への旅 『男と女 人生最良の日々』 宮崎駿『風立ちぬ』ほか
2.映画のなかの街『ザ・タウン』『ゲンセンカン主人』ほか ※故・石井輝男監督との対談
3.好きな映画のことだけを 『アメリカン・スナイパー』『セッション』『ベイビー・ドライバー』『スリー・ビルボード』『ブルージャスミン』『さらば、愛の言葉よ』『沈黙 サイレンス』『哭声/コクソン』ほか
4.記憶に残るカルト映画メモ 『天使の入江』 『スノーピアサー』『イコライザー2』『サウンド・オブ・ノイズ』『藁にもすがる獣たち』ほか
5.映画とジャズ ※映画評論家・高崎俊夫との対談
6.映画と酒 ※故・坪内祐三氏(評論家)らとの対談
7.追憶の日々と人たち 故・梅宮辰夫、故・千葉真一、故・鈴木清順(映画監督)らとの思い出
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
23
監督•脚本家で中部大学教授の内藤誠さん2022年出版の著作。見た映画の感想や映画人の思い出などをまとめたエッセイ集。著者は石井輝男監督の助監督が長く「不良番長送り狼」69、「番格ロック」73、「時の狼」80、「俗物図鑑」82、「スタア」86、「明日泣く」2011、「酒中日記」2015を監督。残念ながら映画は見たことがないが、作家の映画評論は珍しく興味深く本書を手に取る。特に特筆するものは無かったが、海外映画を幅広く見ていて感心。ジャズの映画への取り込み(非行少女ヨーコ等)やジャズマン達との交流は、興味大。2023/01/03
Inzaghico
8
本書は映画監督、脚本家としての映画批評、作品評だけでなく、映画関係者(俳優、監督、脚本家など)の追悼エッセイも収録されている。大手映画会社で助監督を10年やって一人前になって、予算が足りないときに有名俳優に友情出演してくれたりして、など、昭和の映画制作現場ならでは、の話が並ぶ。今は映画の撮り方、シナリオの書き方は専門の学校で学ぶ人が多いだろう。徒弟制度(会社内でも)というのは絶滅の危機に瀕しているのではないか。芸人だって、今は大手事務所が運営するスクール出身が多くなった。2022/05/05