内容説明
惑星連邦の伝説的人物、その人生――
宇宙艦隊きっての傑出した士官にして、最も高名なる惑星連邦市民ミスター・スポックが、これまでの人生を振り返る。
マイケル・バーナムとともにバルカンで送った少年時代、論議を呼んだ宇宙艦隊アカデミー入学、カークとパイク両船長に仕えた〈エンタープライズ〉時代、そして外交活動および大使として果たした役目を、ロミュラスでの隠密行動をもふくめ、つまびらかに考察していく。
バルカン、さらには〈エンタープライズ〉の日々が、細部にわたりみずみずしく呼び覚まされる。
スポック一流の語り口により、サレク、マイケル・バーナム、クリストファー・パイク、カーク、マッコイら、彼の人生に最も深く関わった面々との関係に、いまはじめて光が当てられる。
巻末には、ジャン=リュック・ピカードがスポックの功績を称える文を収録。
「長寿と繁栄を」
──バルカンのスポック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
70
2つの教訓で〆る『終点』。少々乱暴だが、バルカン人の”3つの時代”でそれぞれ1人挙げるとすると、姉マイケル、ボーンズ、そしてジム。家族愛、友情、そして信頼が三本柱。同時に、それぞれとの”別れ”にもれなく寂しさを感じる。一方、「精神融合」は時に違和感。知る/知らないことで得るモノ。必要性に迫られたとはいえ、サレクとピカードの件は、特に考えさせられた。印象的な言葉が、アマンダ死去の件の”Pass on”。これこそ、STの神髄かなという気がする。豊富な注釈が、様々なシーンの記憶を呼び戻すのに一助。 2022/05/21
宇宙猫
22
★★★★ 長寿で各シーリーズを繋ぐキーパーソンの為、STを俯瞰できるかわりに関わった人達とのエピソードが少なく硬い読み物になっている。なので堅物のスポックが地球人の祖父母と親しく付き合っていたり、姉とのエピソードが興味深く面白かった。義姉はマイケルという少年とあるがトランスジェンダーなのか誤植なのか気になる。惑星連邦が寛容さを失ったことを嘆いていることには深く同意。スター・トレックがジーン・ロッデンベリーの楽観主義から離れていくことは、時代の必然としても残念だな。2022/10/20
北白川にゃんこ
5
スポック!魅力的な人だよなあ。理知的だが心の中には複雑なものがある。私も平和で長寿でありたい。まあ、スタートレック知らないんやけどなブヘヘヘ。2022/03/28
Jam
4
宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない…云々…Mr.スポックの自叙伝ということなのですが、まーー難解…哲学ですか…ちょっとオツムがアレな私にはなかなかの読み物でした。エンタープライズに乗れるのは超超超エリートなのよ。Mr.スポック家庭環境複雑すぎ…宇宙の果てってどういうふう?と考える様に読めば読むほど頭の中が真っ白になっていくという…そうか、宇宙ってよくわからない…そんなものなのかな…と✨あれれ何言ってんだわたし…2024/09/03
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